建築雑学の部屋 スペース・J・プランニング
 
期間限定:建築士試験指導のセカンドオピニオン
 
R5.7.13
 
1級建築士試験を受けるための予備知識・アドバイス①
 
 
まずは、期間限定のコメントを挙げさせて頂きます。指導歴25年以上、現役講師のドヤ顔のつぶやきですので参考にしてください。
 
1級の製図試験の指導歴はかれこれ25年になりました。その間には試験制度の移り変わりがあり、難関資格から超難関になってしまった現実を身近に受験生を見て感じています。学科における合格率は20%前後、製図が30%強の最終合格率が10%程度というものです。合格者の平均年齢から見て普通に万全の受験対策しても5年かかって取得できる資格です。ということで目標達成するにあたっては、合格へ向けてのロードマップを立てたほうが賢明です。
 
そしてここでは、学歴および企業ィルターをかけさせていただきます。旧帝大早大卒、スーパーゼネコンのビッグ5、日建設計はじめとした組織事務所にお勤めの方はここでの話しは対象除外させていただきます。そのうえで文面を見てください。やはり試験ですから理解力・記憶力が求められ、地頭の良い、悪いがどうしても関係してきます。
 
 学科試験合格へ向けて
 
まずは大手資格学校へ通うための、学科・製図通学コース150万円、もしくは、製図通学コースのみの費用70万円を用立てなければなりません。
  
ポイントの①として、このお金のかけ時を考えるのです。
 
少なくとも普通の学力レベルの人が学科と製図を独学で合格するのは無理です。市販のテキストと問題集をもとに受験対策して臨むぐらいでは、合格基準点には達するレベルには難しく、ましては合格圏の2割の中に入るのは至難の業と考えましょう。この試験は相対評価の試験ということを忘れてはなりません。
 
そこで、1年、2年目は自分のペース設定をして独学でやってみるのがベターな方法と考えます。テキスト・問題集は大手資格学校が提供しているものに優るものはないので、ヤフオクやメルカリで入手します。1年を通してコンスタントに勉強時間を取り、年1日3時間で年間1000時間を目標に5教科の得点配分をもとに科目ごと勉強時間のメリハリをつけます。計画:環境設備:法規:構造:施工=20:20:30:30:25に配分してスケジュールを組みます。(補助的に安価な通信講座を入れるのもよいです)
 
これでやって不合格であれば、日建か総合の大手資格学校(TACでも可)の通学コースの選択肢を入れてください。ここでの目的は資格学校をペースメーカーとして位置づけ、自分の合格するための立ち位置を確認する場となります。同時にモチベーションの源にする意味もそこにはあります。1年・2年と自分である程度独学をやってくれば中途の挫折はあまりないと思います。ここで合格するんだという意識を明確に持つことの意味が学費の80万円にあります。3回目の挑戦で学科合格できれば予定通りです。
 
ポイント②は、どの科目を重点項目にするかというお話しをします。
 
1級の学科には特徴的な得点配分があります。計画20点、環境設備20点、法規30点、構造30点、施工25点の計125問です。法規・構造で60問全125問の半分に迫る配点、これが何を意味するかというと法規構造は不得意科目にはできないこと、そしてここでより多く得点することが「合格」のふた文字を引き寄せることができるということです。計算上は法規・構造で50点を目標にし、他の3科目は足切り点プラス5点で基準点の90点になります。とにかく法規と構造を中心に時間をかけて勉強することがポイントです。
 
合格者の大半は法規と構造で50点以上得点している現実があります。
 
さて、次はメインの製図試験になります。
 
R5.7.14
 
その前に一言。最近は試験制度が変わり2級建築士試験を受験せず1級にチャレンジしている人が多いわけですが、私は大学卒業後の1年、2年は2級からやったほうが良いように思います。2級建築士をまずは押さえておくのがこれからの建築人生プラスです。万が一の軽い保険です。大昔は実務2年の間に2級建築士、というわけで私も取得しました。そして1級は少々難関の別物資格というような感じを受けました。再来年の建築基準法改正で木造の在り方が見直されて2級建築士の立ち位置もランクアップするように思います。
 
それと製図試験における手描き練習は1級にも役に立ちますし、設計製図の考え方の基本を学べますので、大変有効です。この基本は建物規模に関係ありません。私は専門学校でこれを必ずレクチャーしています。
 
 製図試験合格へ向けて
 
R5.7.21
 
本日は製図の課題発表日でした。「図書館」がテーマです。とりあえず明後日が学科試験ですので、2回目、3回目の受験生にアドバンテージを与えることなく初回の受験生に配慮したような形にしています。2級の製図試験とは明らかに違います。ここから2か月ちょっとで試験に向き合っていかねばなりません。ここで私がまず伝えたいのは、手書き試験の根本になる、素養がすべての建築人の人たちには備わっていないことです。多くの添削をしてきてまず感じることは、線もそうですが、製図文字と言われるレンダリングができていない人が過半以上ということです。記述の解答に至っては、書けばいいでしょうという感じで、判読できない文字を書いています。これは、見る採点官からすると採点不能と判断されても仕方ない、と思っているに間違いありません。
 
そこで、ポイント③は、図面と記述回答は採点官へのプレゼンテーションで、伝える判ってもらえる努力は必要です。資格学校の講師は受験生はお客さんなので「こんな図面と記述は読めないから採点しないよ。」なんてことは言いません。
 
次のポイント④ですが、製図試験は即資格学校で受験対策をしましょう。合格したその年に資格学校で合格に向けて必死こきましょう。合格率は30パーセントちょっと、合格率の割には熾烈な戦いが待っています。初めて学科に合格して初受験の製図も合格する人は20%弱といったところでしょうか。その人たちの属性を推察すると、実務で何も経験なくとも資格学校の言われた通り課題に取り組みなんの疑いも持たず知識を吸収して合格した人の多さに驚きます。そこがこの試験の難しさでもあります。実力もないのになんで受かっちゃうの、という人、実務で設計をやっているのになんで落ちてしまうのよ、(ろくに仕事も分かっていない連中に負けるなんて悔しい)そんな試験なんです。しかし、図面は採点するために採点項目を決めて点数化しているので、その差があることは間違いないです。
 
R5.7.28
 
令和5年度の製図試験へ向けての準備がスタートしました。学科試験の難易度からすると合格者の人数を絞っているようなので製図試験2回目、3回目の受験生にはサバイバルゲームの様相かもしれません。課題は「図書館」過去問では平成24年度の「地域図書館」以来です。昨年の「事務所ビル」と同様10年ぶりの課題となっています。定番問題の1つですが、出題内容の難易度がアップしているので、侮れない課題です。
 
事前に発表されている内容を昨年度の課題内容と比べてみましょう。 
 
R5.7.29
 
具体的な法令に関する記載がなくなりました。
(注1)建築基準法令等に適合した建築物の計画(建蔽率、容積率、高さの制限、延焼のおそれのある部分、防火区画、避難施設、等)とする。
(注2)「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定する「建築物移動等円滑化基準」を満たす計画とする。
 
これについては記述がなくても当たり前でしょう、ということでしょうか。
 
■注意事項の項目については、「建築基準法等の関係法令」という文言があります。
 
上記のことに加え、基準法以外の関係法令についても厳しい採点基準を設けるということでしょうか。
  
 R5.8.1
 
製図試験の面白いところは、地頭はさほど関係ないところにあります。しいて言えば作図提案能力が必要があったほうがよいぐらいでしょうか。講師仲間の人たちは一発で合格した人はあまりいません。資格学校が声をかける人にたまたま一発合格の人がいないのかもしれませんが・・・・・私の知るところでは早稲田や京大出身の講師の方は2度・3度で悩みながら1級建築士製図試験合格に辿りついています。失礼ですが胸のつかえが降りるようです。そうでしょ、そんなに人生甘くないですよね。1度や2度失敗があっていいんじゃないでしょうか。だから、受講生と対等に向き合えるのではないでしょうか。
 
ユーチューブの映像見ていると上から目線の講師がいることに怒りを覚えます。合格すればすべて講師目線になっちゃんだから・・・・
 
 
R5.8.15
 
課題も発表されてから3週間、練習課題も2課題程度済んでいると思いますが、私の方への添削依頼もまだありません。昨年・一昨年は依頼が来ていましたが、今年は出足が鈍いようです。
 
これは、2017年のデータですが、1級建築士設計製図合格者の資格学校属性についてです。製図合格者3365名中、日建学院628名、総合資格学院2145名、その他592名となっていました。その他の592名中には過去に日建、総合に通っていた人がほとんどと考えられます。総合資格が日建を圧倒していますが、近年はその差はここまでではないと思われます。この時点では営業力の差で学科・製図受講者の人数の違いが結果として出ていたようです。
 
学科合格者の人たちが、学科指導をやっていない製図comやウラ指導に最初から行くはずもないので、受験生は大手資格学校の世話にならず製図の合格へ辿りつくことはないというわけです。そうは言っても中には、日建も総合にもいかなくても合格した人もいます。私が指導した人で総合にも日建にも通わず合格した人もいますが、演習課題は日建・総合・TACの課題を入手して私の添削を受け、製図comの山口達也氏とウラ指導の庄司和樹氏の指導を受けていました。費用面では大変リーズナブルと思います。その人から久しく連絡がありませんが、会社経営が忙しいのでしょうか。
 
R5.8.25
 
講座が始まり1か月経ちます。今色々仕事が重なっているので詳しい試験の考察ができていません。それは資格学校でどのような観点で教えているかということです。指導の映像講義なるものがあるのですが、それを見る時間を取らなければなりません。
  

 
 
R3.9.12
 
久しぶりの更新で、今日は2級建築士設計製図試験です。金木犀の香りが漂い始める時期の毎年の恒例スケジュールです。そして、来月は1級建築士設計製図試験が続きます。立場上ここでの発信ができなくなっているので、明日の将来のために頑張ってください、ぐらいしか言えません。
 
たまに問い合わせが来ます。それには個別に対応していますが、最近は大手ゼネコンなどの人たちは試験のためにお金と時間を用意してもらって優遇されているようです。建築士の資格については、資格を取るまでの間は資格学校に通学すると目が飛び出るようなお金がかかりますが、取得後はランニングコスト的な費用は他の難関の資格よりはかからず大変リーズナブルな資格と言えます。仕事をするための強制入会が必要な団体がないためですが、建築士会や事務所協会などがあるわけですが、自己啓発団体のような存在で私にとっては何の役にも立ちませんでした。
 
R2.10.14
 
 
添削枚数のご報告(最終)
 
1級建築士作図図面:191枚 
 
 
R2.8.17
 
今年もやってまいりました。添削指導月間添削枚数12枚からスタートいたしました。残念ながら個人的なお申し込みは諸事情により本日から不可となっています。
 
ご相談・ご質問は受けさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
R1.12.2
 
今週は2級建築士の合格発表と来週日曜日の1級の仕切り直しの設計製図試験第2弾が控えています。
 
第1弾の本試験課題の対策課題の添削をやってきました。やはり、資格学校のカラーが出るのでしょうか。どうしても各学校の解答例が刷り込まれてしまいます。第2弾も第1弾をベースに考えるとそれほど難易度を高くするとは考えにくいと思います。オーソドックスに吹抜けを中心とした出題がなされるものと思います。ここのところ思考の自由度を問うコンセプトルームを基に内部空間の「設えを表現させるような図面細部の描きこみを求めるものになるのでしょうか。
 
 
 
R1.10.11
 
2級建築士設計製図の本試験ですけど、実際に資格学校の指導に携わった中で感じたことをお話しします。試験元も資格学校の教え方を踏まえて、そこを突いてくる問題を作ってくるということが分かりました。それは今に始まったわけではないと思いますが、それが手に取って分かる課題内容でした。2級の場合は合格率からいって、書き上げれば合格といったところなのであまり細部まで見なくてもよい部分があるので、それを検討材料として議論することはないかもしれません。
 
いよいよ明後日は1級の製図試験です。今年はいろいろな図面を見ていますので、どんな試験問題が出るのか大変興味があります。
 
R1.9.24
 
令和元年2級建築士設計製図試験の解答例作成しましたのでアップしました。
間取りと条件のみの参考例ですので、図面作成条件における記入事項は省略してます。
 
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img.p-kit.com/space-j-planing/1569290109019762900.pdf
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img.p-kit.com/space-j-planing/1569290109031266800.pdf
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/img.p-kit.com/space-j-planing/1569290109041443300.pdf
 
 
R1.9.20
 
このページを再度掲載します。
 
R1.7.15
 
ヤオフクの出品は諸事情により取り消しました。
 
R1.6.17
 
7月および8月空白の時を過ごさなければならないので、1級建築士設計製図対策の添削をやりたいと思います。ついては、ヤフオクに出品しました。
 
H31.4.1
 
建築士試験の受験申込期間の時期になってきました。受験指導を行っていたときは、そのやり方が気になって、総合資格で講師をしている友人たちに「その後どう?」なんて聞いてみましたが、そこから離れてしまうと、だんだんその興味も薄れていくものなのです。元号も変わって資格学校から10年も離れてしまえば、その感覚も遠ざかり時代錯誤のじいさんの戯言ぐらいにしか受験生も聞いてくれないと思ってしまいます。それでも、何か尋ねられれば応えたい気持ちもありますので、よろしくお願いします。
 
H31.3.8
 
たまには、コメントをと思っています。この20年以上1級建築士試験の受験指導を通じて建築士の在り方を見てきましたが、もはや技術的な知識だけで世の中を渡っていくには厳しいというのがその現状でしょう。あまりにも建物を設計する上で、国が求める建物の性能のハードルが高くそれに伴う諸々の温熱計算やらの申請手続きが複雑化してしまって、単純な人との関わりを持った本来の設計の面白さを感じることができなくなったというのが本音のところではないだろうか。
 
最低限のルールすなわち建築基準法をクリアして、自由度の高い設計なんてのは無理になってしまったということである。2級建築士設計製図試験の課題を通じての解答なんか見ても、今こんな住宅建ってないよというようなものです。まあ、資格学校で教えているところが試験の基準になっているふしもあるので、資格学校の教え方を変えてしまうのが早いかもしれません。
 
 
H31.2.1
 
昨年中途半端になっていた長期用の課題集を折角ですので今年はまとめることにしたいと思います。指導の方は特にやりませんが、何かここに辿りつく方のアドバイスはやっていくつもりです。
 
最近は求人情報のまとめサイトみたいなものがあり、そこに総合資格の製図講師募集なるものが出ていました。製図講師の時給が3500円と出ていました。これは大盤振る舞いではないでしょうか?一時時期2500円ということも聞いていましたが、その後私が入った時の20年前の水準の3000円というのが相場でありました。それが3500円、1日行けば25000円以上になるので、これは建築士の皆さんにとってはよいアルバイトです。私もできることならば再応募したいくらいです。
 
H30.12.20
 
建築士試験の受験資格要件が変更されます。実務経験なしで受験できるようになるとのことです。大学の建築科及び専門学校の建築科を所定の単位を取得することで、受験でき合格の後実務を踏んで晴れて1級建築士になれるということが建築士法の改正で実現しました。若年層の資格取得を後押しする思惑です。しかし、これが返って受験事情に負の拍車をかけるのではと思ってしまいます。勉強時間の取れる大学生にとっては、総合資格の猛烈なアプローチ対象に学生がさらされる危険・懸念があります。紳士的な営業を心掛ける日建学院はその心配はありません。私がそこで働いているからそう言うのではありません。社風が総合資格とは根本的に違うからで、建築職業人を育てるというコンセプトが日建にはあります。講師の立場で阿漕な総合資格のやり方を私本人が受けていますので、これは確かな危険に近い懸念です。
 
 
H30.11.22
 
ここでの個人的な指導は、一応来年のオファ-を待って中断または休止となる見込みです。ちょうど10年ひと区切りで、年も年なので次のステップというわけにはいきませんが、潮時と思っています。
 
何かを発信することも考えていませんが、このホームページに辿りついた方にはこの建築士資格試験を通しての建築の仕事の向き合い方などをアドバイスしたいと思います。
 
H30.9.23
 
今年は開店休業状態です。ヤフオクでの出品も中途半端になりそうなので早々に取りやめました。もうこの業務は止め時でしょうか?
 
H30.7.20
 
平成30年度の1級建築士の設計製図試験の課題が発表されました。「健康づくりのためのスポーツ施設」(健康増進のためのエクササイズ等を行う温水プールのある建築物の計画)です。
 
昭和59年の課題名といっしょです。当私も受験したものです。ただその時は2階建てでしたが・・・また屋内プールの課題と言えば、平成14年度の複合施設の難易度の高い課題が思い出されます。
 
H30.7.18
 
明日が課題発表でしょうか?今年は自分自身が受験するつもりで情報収集から課題分析をし、その上で添削指導ができればとも考えています。
 
このページビューが伸びたのでやる気を一応示しておきます。
 
 
H30.6.2
 
 
学科の試験まで1か月ちょっとになりました。その前に課題の発表があるわけですが、今指導している人がいないので、気分的には盛り上がっていません。ヤフオクに出品している添削も申し込みがありませんが、ウォッチ数は不思議と伸びています。課題発表後に期待したいと思います。7月8月は暇なのでちょうどよい暇つぶしになりそうです。
 
そういえば10年前の総合資格の講師契約書が出てきて、総合資格のご都合主義が見られます。今気づいても遅いのですが、ここに近々に写真で載せることにします。講師料を時給当たり750円下げられていますが、前年の評価基準には最高500円マイナスと書いてあります。10年前のものですが、守秘義務も減ったくりもないですから。
 
H30.5.16
 
講座へのお申込みもなく現在に至っています。1つ話しで友人が企業向け講座の営業をするという話がありましたが、それも話しが立ち消えになっています。そんなわけで、ここまで来たら課題発表後の拾いこみということになりそうです。
 
いつものように、ヤフオクに出品して受講生を募っていくことにします。面白い話しのネタはないかと思いますが、受験に対する有益なことをここに挙げるほどの熱もないのでしばらく休止することにします。ある意味本当に「ぼちぼち講座」になってしまいました。
 
では課題発表後にまたお会いしましょう。
 
H30.4.13
 
来年度のための課題づくりと思って作業を進めています。
課題発表の7月に向けて、情報発信などの更新をたまにはしていこうと思います。
かれこれ1級建築士設計製図試験の講師などの指導をしてきて20年になろうとしています。その間には試験制度の変更もあり、狭い世界の業界ではありますが1級建築士の資格取得は合格率の割には難易度は非常に高くなっている現実があります。その一つの要因は受験生レベルの向上にあるのですが、その最たる原因は受験予備校の存在です。昨年度の合格者を見ると、総合資格2145名、日建学院628名で全体の合格者3365名に対して、その比率は82%にも上ります。その他592名の合格者のうちその9割がたは、過去にその両校に通学したことのある人たちであることは想像がつきます。ということで、1~2回は総合か日建に通わないと合格しないというのは周知の事実です。
 
そこで、大切なのはそこの経験をいかにうまく活かしてお金をかけず合格していくかがポイントになります。2級から1級へと通い続けると車2台分の4百万円つぎ込むことになりかねません。そんなことはまったくナンセンスなことです。バカ正直が報われないということになったりもします。
 
今一度「信じる者だけが救われる」この宗教の一言を考えてください。
あなたはどこを信じて合格へ向けて頑張れるかです。
 
H30.3.16
 
5月を目途にウォームアップ演習課題(5課題)をまとめて添削解答付で販売する予定です。
資格学校では長期講座も始まりました。時期的にはボチボチという感じなのですが、今年は積み残しの受講生もいないので開店休業状態です。1人でやっているので経費も掛からないのでいいと言えば良いのですが、折角さいたま市の講習場所を抑えているので1人2人は申し込んでくれると勢いがつくとは思いますが。
 
まあ、準備をしながらゆっくり待つことにしましょう。
 
H30.3.4
 
3課題作成しました。
 
H30.2.14
 
「ぼちぼち通信講座」開講いたします。
 
ヤフオクに出品しました。
 
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n251291607
 
H30.1.30
 
2月に入りましたら、そろそろという感じです。「ぼちぼち講座」と銘打って添削生を募集いたします。公開指導講座を企画していますが、さいたま市の会場を一応抑えています。まずは受講生2~3人程度で資格学校の長期講座風のものをやれたらと思っています。近々に告知します。
 
H30.1.6 金の切れ目が受験をあきらめる時か?
 
最近は、ブログなどのネットを通じて1級建築士試験の受験者の人たちが情報発信しています。去年の指導した受験生からの紹介してもらったりして私も見る機会があります。そんな中「1級建築士製図」で検索すると、大手不動産会社を退職した40代のカド番受験生のブログが目に入ってきました。結果は落ちてしまい、もう受験することはないそうです。大手資格学校や通信講座をいろいろ利用しているので、その感想なども書いています。私からするとここまで来たのだから40代で気力体力の限界と言わず、チャレンジして1級を取ってもらいたいと思うのですが、直接は書いてはいないのですが、その講座に係るお金の部分でやっていけないように感じとりました。最後に登場したのがTACでしたが、その活用方法は、的確に見ています。問題は絶対的な講師の数を含めた、その講師の質なんですね。あとは、そう言われれば、総合資格は毎年の合格・不合格者の検証用の図面を受験生には公開していないですね。また、受験生の心理として他の人の図面は見たいですよね。これが、独学では難しく気になる点ということが改めてわかりました。
 
 
H29.12.24
 
今年の合格者の方の声を載せます。
 
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深井さま

これまでのことを少し振り返ってみました。 長文になりますがご容赦ください。

また、再現図を添付しました。本試験のものはもっとフリーハンドが多く文字がミミズです。

建築士の資格を取ろうと思った理由は何か。一言では言い切れません。現在私は**で**の*****をしています。また、**で建築業とは全く関係ない家業の仕事をし(家族が欠員し急遽手伝っているような状況です)**と**を往復する毎日です。そんな折、受験資格がせっかくあるので受けてみたら?という知人の何気ない一言がきっかけで、また、受験生の気持ちを身を持って生徒に示すということからも、2014年度の建築士試験を受けてみようと思い立ちました。自分の中で将来「建築」に携わる仕事をしたい、という気持ちがあったことが第一の理由だったかもしれません。 
 
2014
年は、独学で挑みました。しかし、3か月もせず試験を受けることもなく挫折しました。既に有資格者の大学時代の友人からは、学校に行かなければ厳しいということは聞いていました。けれども、大金をかけてまで受験しようとは思いませんでした。ただ、来年も再来年も受験できる時間が確保できる限り受け続けようとは思っていました。そして、大手資格学校の無料の教材等を集めていたところ、とある営業の方と出会いました。翌年、毎週水曜日には総合の教室にいました。 

2015
年、学科に合格しました。資格学校から提供されるものを言われるがままこなしていっただけでした。基礎から体系的に学べ、かつモチベーションを維持しやすいという意味で、学科に限っては資格学校は非常に有益でした。一方製図は不合格です。敗因は、単に経験も知識も足りなかった、それだけです。大量の課題をこなし続けるモチベーションを保つことができなかったとういうこともありますが、これは言い訳です。結果はランクⅢでした。 

2
年目の2016年は、身辺のあわただしさにより受験を断念しました。そして2017年、6月後半より受験勉強を再開しました。大金はかけられないという理由から、総合に通う選択肢は1年目が終わった時点でありませんでした。1年目の製図を受け持っていただいた講師の方には不満はなく(むしろ指導が上手い方でした)、それよりも営業のやり方や後からお金を取るやり方に納得できなかったです。ただ、練習課題と他者の視点を手に入れることは必須と思っていましたので、同じ問題を角度を変え何度も解く方針のTACの通信を受講することにしました。また、複数の人の添削を受けることが有効と思いましたので、ネットで添削付きの課題を探していました。オークションに出品されている深井さんの添削指導を偶然見つけることができたのは幸いでした。費用が大変良心的ということもあり、飛びつきました。今では、深井さんの添削を受け本当によかったと思っています。1年目の総合や、今回のTACの添削も役立ちましたが、原理原則を説きつつ、何が足りないのかを客観的にシンプルな言葉で添削してくださった深井さんの言葉が一番私には深く突き刺ささりました。1回目の添削を受けた頃、ブログを拝読させていただきました。資格学校の提示する解答が全てではない、抑えるべきところは抑え、こだわりを捨て臨機応変に対応できるようにしよう。課題を解く姿勢といういうか、方針が固まったのは深井さんのブログの影響が大きいです。それからはTACの課題を繰り返しつつ、深井さんの添削を受け、過去の標準解答例も参照するという内容で学習を進めていきました。また、1年目ではできなかった実例の見学も行いました。他、総合や日建等のいくつかの課題も手元にありましたが、3か月の間でこなせた(2~3回解いた)課題はTACの7課題と日建の1課題でした。 

再現図を見ていただくとお分かりだと思いますが、私の図面は少数派の南東西へ眺望を向けた客室階分けタイプです。試験当日の夜、再現図を描き上げた直後、自分が少数派だということに気づきました。 

避難階に配慮していない、車いす客室を1階にできるのに配慮がない、要求室面積不足、要求室名不整合及び記入漏れ、設備類未記入、室形状細長、電気室1F配置、庇書き忘れや軒の出不整合…ということは建築面積計算間違い、そして作図途中で急遽スパンを削ったことによる記述との不整合・・・等々のミス。これらを再現図を描き上げながら初めて確認しました。これは、だめかもしれない、そう思いました。致命的なミスだけは避けることができたと、試験直後は思っていましたが、これほど多くのミスを目の当たりにし、気持ちは沈むばかりでした。再現図を描き上げた後、ネット情報でL型が大勢であること、8mスパンが無難であること、自分は少数派に属することを知りました。改めて敷地を確認し、落ち着いて考えてみれば全くもってその通りと合点しました。望みの糸が切れた思いがしました。悔しくて10月8日をなかなか終えることができませんでした。 

ただ、翌週あたりには気持ちを切り替えました。何が不足しているのかを1年目よりも明確に把握することができ、あとは知識と経験を増やし数をこなすだけ、と思えたからかもしれません。 

 
蓋を開けたら合格していたわけですが、今思えば、資格学校や試験元が提供する解答例のようにならなくとも、法規を満たし、採点基準となる事項に対し致命的なミスだけは犯さず、基本を押さえたうえで後は自由に発想する、そういった構えで学習および試験に挑めたのがよかったのかと思います。要求事項を漏れなく描ききるのは大前提ですが、いかんともできない状況にどう対応するか。TACのように、同じ課題の条件を少し変えて解くやり方や、TACの添削と深井さんの添削を比較し、そこで自分なりのルール(重要度の判断)を作った勉強をしていったことも正解でした。実際の建物を見ることや過去の解答例から表現の幅を知ることも、直接本試験で役に立ちました。 

ちなみに、記述に関しては、とくに問題がなかったかと思います。上記に挙げたような不整合が一文ありましたが、その他は大きな減点はないだろうと思っていました(深井さんに添削していただいた記述のような量とレベルで書ききることができました)。コンセプトルームについても、学生時代の課題を解くような気分で過不足なく書いていたと思います。記述に関して自信を持てたのは、添削指導があったお陰です。 
一昨日のメールでは、「合格してよいのか」、そんな言葉を発してしまいましたが、ようやく少しずつですが気持ちの整理がついています。むしろ合格に値する知識の向上をこれまでよりもいっそう高めようと思っています。支えてくれた家族や、応援してくれた人たちと合格を分かち合うこともでき、自分の中でのケジメもつき、今は安堵しております。

 
以上、長々となりますが振り返りになります。時間がたてば、また別の視点で振り返りができるだろうと思います。私の経験が、深井さんの今後の添削指導に少しでもお役に立てるならば幸いです。 

添削のお礼と合格の報告とさせていただきます。 

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H29.12.21
 
本日平成29年度の1級建築士試験の合格発表がありました。私のところにも添削指導した受験生からお二方、早速合格したとの連絡がありました。
 
この二人の受験生、対称的な道のりで今年の試験に合格しました。そのお一人は、去年からの指導で、1年目・2年目総合資格、3年目日建と通いその実力は認めるレベルまで達し、作図練習課題は裕に30枚を超える、あとは本番にそれが出せるかといった普段であれば合格レベルが保障される若者です。片やもう一人は、オークションからの添削申し込みでTACの通信講座を受けているやや出遅れ気味の方でした。たぶん作図練習課題は10枚いくかいかないかと思われる状況の添削図面でした。しかし、合格を手に入れられました。詳しいお話しは後日その方より聞きたいと思います。
 
これが本試験のある部分の実態です。まずは取り急ぎのご報告でした。
 
H29.10.25
 
先日 、この通信講座を利用してもらった受験生と一献酌み交わしました。今年総合資格から日建学院に移って受験しました。その受験生に会うたびに、総合は受講料がバカ高いという言葉が出るので、あらためて私がこの通信添削をはじめたきっかけを記した7年前にアップしたものを再度ここに挙げます。
 
現在私は日建学院の資格講座ではないですが、職業訓練講座を担当しています。その比較の中で感じるのは、総合資格の体質は問題点が多いことですね。1級製図講座を例にとれば、ひと講座でプラスオプション講座を含めて100万円取るなんて、信じられません。
 
 
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H22.12.19 受講生を集客するための合格率がすべてのS学院の功罪(1)

  世の中デフレで同じ品物であれば、安い価格になびいていきます。そんな世の中とは別世界の業界があります。資格商法ビジネスです。ご多分に漏れず、建設業界も景気は多少上向きとはいえ業界は一部の大企業以外は冷え切っているというのに、S学院はぼったぐりの世界がまかり通っています。とりわけ「1級建築士」を取得するまでにかかる費用は、一発合格する人で70万円、普通に学校に通えば平均150万円から200万円というところでしょう。これ、どう見てもおかしいでしょ。総合資格の講師をしていた9年間、ほとんどの受講生は苦労してその資格を取得していくのですが その姿をまじかで見ながら一緒になって一喜一憂してきました。しかし、講師といっても内情は大変で、合格率・受講者アンケートで時給が翌年評価されて、資格学校のいいようにされている現実も味わってきました。大多数の講師は、時給以上の労力をかけて指導しています。それをいいことに資格学校はその評価を利用して、時給の高いベテラン講師を首にしてきました。首を切るなんて簡単です。翌年の契約書に到底受け入れることの出来ない時給単価を送りつければ済むことです。私の場合、時給¥3500-だったものを成績実績不良ということで、時給¥2750-にされた契約書が送られてきました。それで、ここまで妥協する必要性がなく自ら辞めた経緯があります。やりがいと現実が噛み合わなかったから辞めざるを得なかったということです。この時給一般の人から見ると高い?と思われるところですが、片手間でやっている訳ではないので、プロとしての正当な報酬と考えます。しかし、講師のこのような時給単価から割り出したとしても、1年足らずの期間で週1日の講義・実習で70万円は、ぼったぐりの何ものでもありません。

H22.12.20 受講生を集客するための合格率がすべてのS学院の功罪(2

 民主党政権の頃「コンクリートから人へ」なんて掲げるから、大学への理系離れで建築技術者の存在も影が薄くなってしまいました。大学は少子化も拍車をかけて学生の確保に躍起です。その表れが学生へのサービスです。それはこの不況下でも就職に有利になるように考えてやることです。具体的にどんなサービスかというと、資格取得応援サービスです。「2級建築士」は卒業後の試験なので、その前にプレ指導的な講座を低料金で開講しています。エクステンションセンターなる名称で私立大学の建築学科は学生・卒業した社会人対象に「2級建築士講座」で受講生を募集しています。しかし、その講座は大学の教授が指導するのではなく資格業者に丸投げしている現状があります。これは、大学には資格取得に向けての指導のノウハウがないので仕方なく無理もありません。そこで、資格学校はそれをいい事に、そこで利益など度がえしして快く講座を引き受けます。それは、将来の見込み客を確保できかつ2級建築士の後の難関である「1級建築士講座」へと続き、将来200万・300万払ってくれるお得意さんとなるのですからそれでよいのです。学生は純粋ですから、よく指導してくれて判りやすかったという刷り込みがされて、卒業したら資格学校という選択へと導かれて、知らず知らずのうちS学院依存症へと底なし沼に嵌まっていくのです。

H22.12.21 受講生を集客するための合格率がすべてのS学院の功罪(3

 私が建築士講座をやっている理由の1つに、建築士を目指す真面目に取り組む建築技術者の人たちを「資格学校依存症」から開放することです。資格を取ってしまえばそれで終わりになるのですが、それまでにかかる経済的負担・費やす時間・本人ばかりでなく周りの家族に及ぼす精神的負担は察するにあまりある状況です。今回の塾生も努力はいつしか報われると簡単に言葉をかけられない生半可なものではありません。決して資格学校を否定するのではなく、1度は通った方が良いと私自身も思います。しかし、受講生の不安を煽って営業するその手法、合否のその責任をきちんと取れないマスプロ的講座のあり方、そのツケを講師の評価でする体質、このように何も言えない受講生・講師に対してその責任を取れない資格学校のあり方に疑問を呈しているのです。まず受講料をリーズナブルな受講生が納得できる価格にする。ひた向きに受講生に接している講師にも敬意を払う・・・・これが基本です。

 そして、資格を取ったからそれで社会的評価を得て、報酬がアップするかと言えば、そうでない現実があります。まさに「足の裏に付いたご飯粒」・・・取らないと気持ち悪いし、とっても喰えない。でも、次なるスキルアップに利用してもらいたいと思います。

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H29.10.10 無料添削
 
無料で復元図添削します。当方のメールまでPDFファイルで課題文とともにお送り下さい。
 
H29.9.12
 
添削生からの課題も日建・総合・TACと揃っています。見比べると指導の基本方針が見えてきます。受講生はどうしてもその教え方になびくのは当然です。1つの資格学校へ行くことのリスクがある今年の課題と言えます。もうすでに1級建築士設計製図試験は、大局的に試験元の過去問の出題傾向を含めて見ていかなければ、合格しない試験かもしれません。今年は総合資格は土俵際と思います。何かそのポリシーもあやふやと感じる今年の出題課題の流れとなっています。
 
H29.9.5
 
本日学科合格発表がありました。問題が難しかったので、基準点が87点に下がりました。ということで、急に準備を始める人もいるかと思います。去年より何日か発表が早く、今からでも遅くありません。ちょうど1か月あります。
 
課題及び課題資料豊富にあります。お問い合わせお待ちしています。
 
H29.8.6
 
課題が発表になり2週間、そして大手資格学校の講座が本格的にいよいよ今日から始まりました。私のところにも添削課題が1枚、2枚と送られてきています。早速添削してレスポンスよく返却していこうと思います。いまのところ通信講座のお申込みは4名となっています。これから、ヤフオクに1添削3500円で出品して、人数を拾っていくことにします。毎年100枚近い図面を添削しているのですが、今年はどうなることでしょうか?
 
私の売りは添削を通じての質問や悩み解消などのコミュニケーション指導です。1枚3500円以上のコスパは保証です。去年は3000円でしたが、ヤフオクの手数料が結構な負担となっていますので500円値上げしました。まとめてお申し込みの場合は、1枚あたり3000円とします。
 
H29.7.29
 
このような質問がきました。
 
「配置図の捉え方がイマイチわからないです。何か腑に落ちないです。」
 

(返答)

 

<sub>傾斜地の断面構成を基本的には見ると思います。</sub>

<sub>南北あるいは東西の高低差が1層分の4mならどうってことないですが、2mないし6mあるとしたら</sub><sub>結構建物と地盤面の調整は難しいですよ。バリアフリーを求めているので。</sub>

<sub> </sub><sub>敷地は必要最低限の造成というのが過去の出題傾向です。切土が基本でしたが、切土・盛土で調整することなんてのもありかもしれません。</sub>

<sub>配置図には擁壁等の外構工事が入ってきて、植栽駐車スペースの表現があります。建物については勾配屋根であれば軒線・軒の出の表現もあります。</sub>

<sub>排水計画なんてのもあるかもしれません。浄化槽であればその排水先、排水先の側溝が無ければ、宅地処理浸透桝を配置しなさいというのもあるかも。</sub>

<sub> </sub><sub>いずれにせよ、実務上は配置図はこの上なく重要なんです。机上の勉強では意外に対応できません。</sub>

 
 
 
H29.7.21
 
本年度平成29年度の 1級建築士設計製図試験の課題が発表になりました。
 
          「小規模のリゾートホテル」
 
要求図面が・配置図1/200・地下1階平面図・1階平面図・2階平面図ということですが、基準階タイプでなく、地下1階地上2階建てだから、「小規模」ということでしょうか。その他高低差があると明示されているので、駐車場の計画をはじめとする敷地利用計画および断面計画の詳細を配置図で表現しろということでしょうか。
 
要は基準階タイプの梁伏図が配置図に変わったということです。ここら辺の表現はいつもと同じように日建学院と総合資格学院の表現方法に大多数の受験生が同じになりますので、表現力では大差ない配置図になってしまうでしょう。また、1/200の配置図よりいつものと変わらない敷地設定になるということでしょうか。
 
6年前を思い出して、学科試験後までに想定課題を作成することにします。
 
 
H29.6.27 
 
課題発表までの1か月弱、そろそろって感じです。昨日ヤフオクに1課題添削3500円で出品している商品が落札されました。当初の予定では千葉の会社の出勤予定が詰まっていて、受講生の人数をちょっと絞ろうと思いましたが、毎日の出張はきついので間引きしましたので、例年通りの10人前後の人数を目標に今年度の通信添削講座をやっていきます。
 
昨年度もオリジナル課題を3課題ほど作成しましたが、今年もその予定です。いろいろなところに受講生が行っていれば、それだけ情報共有ができる仕組みにしたいと考えています。ここは、他人の褌を借りてでも合格させる気持ちで私自身、ずるく対応します。
 
 
6月27日現在、課題のお申し込みは、ヤフオクに1課題3500円で出品しております。
 
 
H29.5.31
 
6月は1級建築士設計製図試験指導を中心にやっていきたいと思います。試験発表前までの1か月ちょっとリキを入れます。本日指導のお問い合わせがありましたので、改めて褌を締め直して取り組みたいと思います。 
 
H29.3.3 お知らせ
 
準備が遅れていました講座を3月から始める段取りをしています。お申し込みの方が1名(個人的にやるレベルですので多くは望みません)あり本格的に私の指導体制を整えていくことにします。結構もう一つあるHPがヒットしているようでありがたく思います。  
 
 
H29 課題発表前通信添削講座のお申し込みは下記アドレスをコピペしてヤフオクまでお願いします。(10課題)
 
page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u116764963 
 
H28.12.27
 
試験発表から2週間が経とうとしています。その後指導した1名のかたが合格していたことが分かり、計5名の方が合格しました。復元図を送って頂いた方が4名いらっしゃいますのでその母数は少ないですが、それぞれ趣の違った1枚1枚の図面ですので、そこから見えてくるものもあります。私はかねがね、資格学校の解答例のような図面を描かなくても合格することを通信添削生の方を対面指導する時話すことがあります。大手の資格学校の解答例がすべてなんて思っていると、痛い目に合うことを暗に言ってきました。それは、過去に何でこの人がなぜ落ちるのといった経験をしているからです。それも製図試験を4回も5回も受けている人がです・・・・大手資格学校に行っている人は出された解答例がすべてだと思ってしまう傾向が強いのが普通です。特に総合資格へ行っている人は顕著です。私も総合資格で9年やってきたので、講師が言うことは想像が付きます。最近は資料のつくり過ぎ、配り過ぎです。消化不良は目に見えています。そして、今回の本試験を見れば、一目瞭然教えていないことは応用が利かないということが判明してしまいました。児童センター・子育て支援部門の事務室の位置を上階にもってくることは、総合資格が好んで使うまさにファーストイメージなんです。総合資格の速報の解答例は惨めにしか見えないのは私だけでしょうか。昨年に引き続き5000人以上受講生がいる総合資格は平均合格率から相当低いものとなって惨敗です。
 
本日下記の合格者の方から、詳細な分析考察が届きました。今後の私の指導にも参考になることが記されていましたので、活かしていきたいと思います。
 
もう来年へ向けての戦いが始まっているかもしれません。私の方も来年は少々グレードアップして添削指導をと考えています。
 
H28.12.15 通信添削生見事に合格
 
本日1級建築士設計製図試験の合格発表がありました。この通信講座を利用して10枚以上添削指導した方が4名いるのですが、3名の方が見事に合格しました。そのうち1名の方は3年間私を信じて頂きカド番を跳ね返し、合格しました。日建・総合には行かずTACの通信課題を利用して必要最低限の出費で済んだと思います。
 
下記にご紹介している受講生も無事合格しました。
 
年末にかけて、標準回答例を見ながら少々分析していくことにしたいと思います。
 
H28.12.16
 
早速合格の喜びが届きました。受験生目線の分析をご覧ください。
 
 

深井様

 

お疲れ様です。

ご連絡ありがとうございました。

 本日はゆっくりお酒でも飲もうと思っていたのですが、明日パース屋に発注資料つくりなどがあり、徹夜で夜な夜な仕事をしています。

 深井さん覚えていらっしゃいますでしょうか。

私が初めて深井さんにメールを送らせて頂いた時、私の事を「完璧主義らしからぬ癖があるようです」と指摘して下さった事。

まさにその通りで、今年度の目標はいかにエスキスを割り切り、完璧を捨て、妥協し、作図の正確さとチェックに時間を与えるかでした。

 2回目のメールでは、約その半年後の課題発表後に、改めてメールを送らせて頂きました。

私は日建の前期中期課題は全くほとんどやっておらず、一カ月くらい前から過去問研究の前期分のビデオを見てエスキスしたくらい。

作図に関しては1枚も描きませんでした。

 課題発表後から私は3日間で3枚問題を解き、保育施設の過去問2題、総合の早期課題1問を解きました。

あの頃はまだ、保育所のゾーニングのゾの字も知らず、4つの保育室が全て1階に収まらず、2階に4つの保育室を並べてきれいなプランを深井さんにお見せしたところ、

「これはきれいだけれど実際の保育室とは違う」と指摘されました。

 何週間か経った頃、私はこの本試験の深い闇とも言える採点基準について沢山質問させて頂きました。

 その時に一番救われたお答えは、

「保育所を1階に全て計画しようが、保育所を1,2階に分別して計画しようが、そこで合否は決まらないと思う。」

という意見でした。

昨年の私は、試験元の採点基準のポイントを誤って捕えていました。

昨年の私は、ゾーニング解答例はたった一つしかないと盲目に思い込んでしまっていたため、そこにエスキスの多くの時間を割いていたように思います。

確かに、総合資格では最初のゾーニングイメージを、ファーストイメージやセカンドイメージと呼び、ある一つのゾーニングパターンに結びつくための解説をとても多くしていたように思います。

 その次におっしゃって下さった言葉は、

「プランニングが成立する事、すなわちそれは、その建築計画が実際に建てられるかどうかです」とおっしゃってくださいました。

この言葉はとても印象的でした。

 その時に初めてこの設計製図の設計に対する自分の責任性を感じたのです。

この試験には試験用のテクニックはいっぱいある。

けれども、本試験が受験生に求めているのは、試験的解答例などではなく、あくまで求めているのは、設計者である私が、設計する建物に対して、責任を持って計画、構造、設備、全てを完全把握し設計しているかどうか。その最終的成果である設計図書に私の判子を押し、その設計図書にどれだけ責任を持って計画が行われているか、そこが本試験の最終的な判断基準だと、そう解ったのです。

 その責任性を感じた時に、普段している仕事に似ていると感じたのです。

施主に対して設計図書をつくるときに、構造の事を知らなければ恥をかく。意匠設計士といえども、設備の事を知らねば施主に対して説明ができない。

保育室と遊戯室が離れて、それぞれの幼児用トイレが離れてしまった場合に、仕事上ではなら当然のごとく機転を利かせてそれぞれに近い位置に二つトイレを用意する。そういった利便性に配慮する事も設計者の責任だと思います。

でもそれが試験勉強での設計になると、受験生はそうゆう機転がとたんに出来なくなくなる。責任逃れが始まるからです。

「だって、資格学校の解答例では一つのトイレだったし、一つのトイレは20㎡で習ったもん」って。

 深井さんの言葉を聞いて、私は試験元の採点基準を真に理解した時に、こう感じました。

恐らく、このような言い訳的な設計は、試験元は大嫌いだろうなと。採点に影響するかわかりませんが、おそらく採点官には印象が悪くなると思いました。

 その根拠は、昨年友人の中で受かった2人は、解答は毎回特殊だけれど、自分なりの根拠があって責任のある設計、作図をしていた人間だったからです。

一方、私を含めた落ちた3人は、解答は試験的だけれど、自分なりの根拠が薄かった人たちのように思います。

 一方、深井さんの添削指導の採点基準はどうでしょうか。

採点の仕方に根拠があってしています。資格学校の解答例のトイレが小さいからだとか、調理室の上下足の表現がないからだとか、そんな言い訳は一切せず、ご自身の採点方法に基準を設け根拠に基づいて行っています。

深井さんのそんな姿勢を垣間見る事で、私は本試験の性質をだんだんと理解始めていきました。

 だから私は千葉に戻った後、保育園を3か所、児童館を3か所まわり、

自分の目で動線を理解し、自分の目でトイレの大きさを確認し、自分の目で調理室の上下足の区分を見る事で、保育施設を設計する上での自分なりの根拠をつくりあげる事をしました。

 深井さんに新宿でお会いした時に、参考にある方の図面を見せてくれました。

その方の図面は、機能的ゾーニングよりも、軸線を意識したゾーニングで、すごく独特なプランなのに何故か納まっているように見える、学校の解答例とは趣きが全く違うものでした。

けれども、深井さんはその図面を見ながらこうおっしゃいました。

「そう、すごく独特なんだけど、なんかプランは収まってるよねー。これ、受かると思うよ」と。

 私にとってはその言葉がとても意外で、その時にもう確信づくわけです。

試験元が見たいのは、資格学校が出すような解答例ではない。完全オリジナルの独特なプランでもない。

彼らがただ見たいのは、根拠をもって責任を持ち、その建物を建てられるレベルのものなのかどうか、それだけなんだと。

 試験元は意地悪ですよね。

今年の試験で、これが一番顕著になった箇所は、資格学校の問題ではあれだけ何度も何度も繰り返し出る出ると言われた吹き抜けが、指定されなかったという事。

けれども試験ではパッシブデザインを求めている。

学校では、パッシブ=吹き抜けと比喩できるくらいしつこく練習させられた。

吹き抜けを描くと決めた時点でエスキスの難易度は上がる。自分で自分の首を絞める事になる。

 なので、私は吹き抜けは描きませんでした。

指定にない事なので、意地でも描きませんでした。指定にないから、減点のしようがありません。

それに、パッシブは何も吹き抜けだけじゃなくても、高気密サッシを使ったり、ルーバー使ったり、いくらでも文章やちょこっとの作図で表現できるものはたくさんあります。

エスキスの難度が上がり、なおかつ時間がかかるという極めて高いリスク。

むしろ、下手な吹き抜けを描けば、資格学校の解答例写しの答案だな、と、逆に印象が悪くなると考えました。

これは試験元が受験生を揺さぶる罠ですよね。

なので、吹き抜けは捨てました。

 この判断は、深井さんのご指導がなかったら、たどり着けなかった境地だと思います。

特に判断力の弱い私は、この部分は本年度の試験で一番恐れていた問題であり、試験採点の基準の判断力をどう鍛えるべきかは、深井さんに沢山質問をさせて頂きました。

深井さんが真摯に答えてくださいました。それが実りました。

 驚くべき事実は、ほとんどの受験生が、無理やりプランに吹き抜けを描いています。

指定にないのに自ら高リスクを背負って吹き抜けを描いている受験生がとても多い印象を受けました。

 私は昨年の作図の失敗を踏まえて、

エスキスよりも作図の正確さを重視しました。

吹き抜けをつくる事よりもまず先に図面にたどり着くまでの時間を多く取る事。それしか考えていませんでした。

 またまた長くなってしまいましたが、この度は深井さんに多くの事を教わりました。

 

H28.11.15

 通信添削生の方から本日、メールが届きした。ここにはたくさんの情報が詰まっています。原文のまま、ここに載せます。

 
 
 

深井様

 

ご無沙汰しております。

**の**です。

 

1級建築士本試験の添削して頂いたにも関わらず、返事しようしようと思いつつ日常の忙しさに追われてそのままお返事できず申し訳ありませんでした。

最後の添削ありがとうございました。

また、私の試験結果を送ったメールの時なぜか日本語が打てなくてわけのわからない英語交じりの文になり、大変失礼いたしました。

 

**さんよりラインで、深井さんから私に話があると聞きましたのでそちらのことも気になりメールさせて頂きました。

 

お礼が遅れて大変恐縮なのですが、

一級建築士の添削指導では深井さんにとてもお世話になりました。

有難うございました。

最後は日建の指導も入ったり、日建の課題を中心にやった後総合にうつったりでバタバタしてしまいましたが、

深井さんのご指導なしでは私はあそこまで到達できなかったと思います。

受かったわけでは無いので今はあまり到達とか、そうゆう言葉を使って表現すべきではないと思いますが。

ただ、もし深井さんのご指導を受けずに日本に戻るまで**で独学でやっていたかと思うと、ゾッとする思いです。

 

本試験の感想を記します。

最後の方は本試験の本質がだいぶ解ったつもりで試験に臨んだつもりですが、

やはり本試験と課題では緊張感が全く異なり、緊張の雰囲気にのまれながら雲を掴むかのように必死に問題を解いていた状況でした。

 

本試験では問題の簡単、難しいは、自分のつくる解答とは関係があまりありませんね。

簡単な問題でも、100%見落としをなくすための緊張感が必ず出てきますし、課題時のように慢性的に文章を読んでいた時とは全く状況が異なります。

本試験では100%の見落としをなくすために、文章はきっちり20分かける必要がありますし、名前を書いたり、エスキスから記述に移行するちょっとした時間など、課題の時とは違って時間的にも色んなロスが出て来ることで、本試験での成果品は普段自分のつくってる解答とは形がけっこう異なります。

大事なのは、その中でいかに重要なポイントを落とさず、落ち度のない図面をつくる事だけだと、そう意識して取り組みました。

 

私は2度目の本試験でしたが、2度目受けて確信した事は、

このテストでは一切プランを考える余裕など無いという事でした。

先ほどの緊張感という理由により、遊戯室の形状、屋外庭園の形状など考えて悩んでる暇すらありません。

エスキス時に思いついてこれでいける、と思ったものを順々に決断していき、その確信が定まらないまま決め打ちの塊を持って最終的に作図に臨む形になります。

 

迷った瞬間に終わる、パニックになった瞬間に終わる、本試験だけれども、ある程度リラックスした状態が必要であり、試験的なテクニックを鍛錬するよりも、試験場のその精神的なコントロールが非常に重要でとても難しいです。

 

一切プランを考える余裕など無い=全く考えられない、というわけではありませんが、ここで普段の鍛錬を活用する事はできます。

今回は敷地が縦36mで出てきたので、縦は間違いなく7m×3と確信できました。ここでは迷いませんでした。

事務室の設置位置については、実は日建は事務室の位置が今回の肝になるという情報を事前に得てました。

これは恐らく**校だけではなく、日建の共通として、最後に配られたプリントの中に、事務室が何個あるか、受付があるかないか、受付がコーナー的なのか事務室にあるのかは、きちんと確認する事という重要項目に入ってました。

まさに本試験ではこれが的中したと言えます。

 

また、日建の課題の中で、事務室を2階や3階に設置する解答例が出てきました。その場合は指定がなくても受付を1階に置く場合、受付を置かない場合と2パターン学習していました。

なので恐らく日建の学生は総合の学生に比べて、事務室を1階に置いて受付が被ってしまう事がおかしいと考え、事務室を2階より上に持っていくのにはさほど抵抗はなかったと思います。

日建の問題は模試も含めて至ってオーソドックス(保育所が1階、児童子育てが2,3階)で簡単でしたが、今年度に限っては、こうゆう地味な言い回しの表現をとにかくチマチマ練習してました。

 

私は今年度は、日建の後期課題、総合の後期課題全部解きました。

全部解いたうえで、両学校の問題傾向を分析しますと、

総合の問題では極めて特殊な問題を様々にこなしているのが特徴です。

 

日建になくて総合の課題にあったものを取り上げますと、

・総合では9mスパンの解答例がある(日建は全て6m×7mの解答例しか存在しません)

・指定されて保育所、屋外遊技場を2階をメインに置く問題(日建では保育所は必ず1階がメイン)

・巨大な共用部が1階を圧迫し、1,2階に保育所を階別ゾーニング(日建では共用部はせいぜい小面積のカフェ程度)

・問題表現として、共用部の中に子育て部門を置く事で、子育て部門が1階に配置するゾーニング

・時間指定によるゾーニング(日建では時間指定の問題はなし)

となります。

 

一方日建の課題の重点の傾向は何かと言いますと、

・保育所と児童館子育て支援部門が一元管理なのか、二元管理なのかで建物内を連結するかどうかの判断力の鍛錬。

問題の言い回しによる判断の鍛錬。それによって屋外階段が合計3つか4つかも決まる。

この管理区分についてはかなり厳重にやっていました。(総合ではほとんどの問題が一元管理で、重要視が薄い)

因みに日建の直前課題などではほとんどが二元管理。

結果的には本試験は恐らく一元管理の問題で、ここでは日建、総合の優劣はさほどないように思います。

・事務室の個数、カウンターの有無、設置位置の判断の鍛錬。

・敷地の大きさによるコマ割りの判断。敷地が48m×36m以上だと余裕がある。敷地が46m×33mとかだと、もうパンパンになって会場は大混乱状態になる。などといった敷地の大きさによるコマ割の分析。

この学習はかなり役に立ちました。

・屋外遊技場の指定面積によるコマ割りの判断。

今年度は南面に屋外遊技場があるので、縦は基本3列なのですが、3列で終わりなのか、4列にして2コマだけポコッと南面に出るのか、その判断を屋外遊技場の面積で判断しろという訓練がありました。

この学習も役立ちました。

 

総合の課題がゾーニングパターンに重きを置いてる一方、

日建はゾーニングはオーソドックスなものしか取り上げず、管理区分、敷地面積の大小、事務室の指定要件などのチマチマした所のパターンに重きを置いているように感じられました。

 

私は今年度両課題を解きながら、こんなにも学校で出題傾向が違うのかと、かなり混乱状態の時期もありました。

最終的には日建に重きを置き、日建の出題パターンを把握するために日建の問題は2回解き、エスキスと作図しました。

これがかなり効果があり、やはり復習ありきだな、出題パターンを分析すべきと思いました。

ただ、日建の課題を重点的に復習しながらも、本試験で総合寄りの問題が出た時点でアウトになると思っていました。

もし本試験で共用部に子育て支援部門がきたり、保育所が2階指定だったりしたら、確実に総合が有利になると思っていました。

過去、本試験でペデストリアンデッキが出たり、既存部保存などの、学習の根底を覆す問題が出たこともあるので、総合はそれをかなり警戒していたのだと思います。

私も、本試験はどんな過激な問題がくるかなんて解らないと思い、やはり総合の問題は一通りは全て解く事にしました。

特に一番警戒していたのは時間指定問題でした。総合では3個くらい出てたので。

 

本試験の蓋をあけてみれば、極めてオーソドックスな問題で、今年度は日建寄りの出題傾向でした。

因みにこの私なりの分析は、記述に関してはさておきの分析です。

去年も日建寄りの傾向だったので、私の中では、出題傾向は日建の方が捕えていると思っています。

ただ、過去日建が大きくはずし、総合が当たった年もあったそうですね。

 

以上が私が今年度学習した傾向対策であり、やはり相当苦労しました。

本当に並々ならぬ鍛錬が必要な資格試験でありますね。

今年度落ちたら、来年はもうどんな学習をしたらよいか、、、悩むところではあります。

本試験から一カ月弱が経ちましたが、落ちた場合の来年再度臨む覚悟もできつつあります。

 

私の添削結果ですが、深井さんより作図に関してはA評価が頂けて少しほっとしたのが正直な感想です。

手堅い図面とおっしゃってくださりましたが、自分でもある程度そのように認識していまして、図面を採点する側からもそう捉えてもらえたらありがたい事です。

記述は弱かったです。

今年度の私の失敗は、記述に1時間半時間がとられた事でした。記述もけっこう暗記や訓練しましたが、記述のびっくり問題にやはり相当びっくりしてしまって、さすがに解らないところが多すぎて相当混乱しました。

去年の失敗を踏まえて、エスキスはかなり割り切ってきっちり2時間で終えたのに、まさかの記述でこんなにてこずるとは、、、という感じで、30分遅れで作図をスタートしました。

最後のチェック時間は必ず必要と思って、かなりの猛スピードのフリーハンドで描きました。

最後のチェック時間は7分ぐらい確保でき、ギリギリで見直しできました。かなりギリギリで、もっと確実にゆっくりチェックすべきです。

最後のチェック時間は10分はやはり確保しなければならないと思います。

記述に関してはチェックできてません。

 

チェック時間は20分を想定していたので、やはりその20分があったら色々なところを修正して、プラン的なゾーニングは修復不可能ですが、図面的には100%確実なものにはできたと思います。

もし来年臨むとしたら、訓練すべきはやはりその時間管理に限ると思います。

 

 

**に戻ってから、一つ大きな設計がありまして、今はそちらを徹夜しながら仕事に没頭している日々です。

やはりなかなか辛い試験でしたので、あまり試験を思い返したくなくて、その後の資格学校が出す本試験の解答例や、ネットが出す解答例などはざっくりとしか見ていません。その後の分析はあまりしていません。

でも、**さんからラインでいっぱい情報がきますし、**さんとの話題は1級の試験に尽きるので、1級に関する話は今でもたくさんしていますが笑

 

**さんから深井さんの話もよく聞いています。

A2の作図解答例を**さんに手伝ってもらうかもしれないんですね。

 

取り合えず今は、私も**さんも合格し、深井さんの来年の添削指導の仕事も順調にいく事を願っています。

 

私の手元にある日建などの資料、持っていても使い物にはならないので、もし何か必要があれば遠慮なくおっしゃって下さい。

私も**さんと同じく、深井さんに色々な形でできる限りご協力できたらと思いますので。

 

それでは、最近風邪が流行っていますのでお体にはお気をつけて。

 

** ****

 以上

H28.10.16
 
1級建築士設計製図試験も先週終わり、その検証という段になりました。通信添削生の再現図を添削し改めてその内容を検証することにします。
 
易しいようで、普段できている受験生がその課題文に振り廻されているのがその印象です。大手資格学校の課題にあんなに慣れているのに、どうして読み違えるのかということが結構あります。これが本試験というものでしょうか。児童館・子育て支援部門の「受付」この意味大手資格学校の演習課題でも出てくるものですが、この「受付」を設ける意味には、「事務室②」は特に1階に設ける必要はないということでしょうか?特記事項に「受付・運営・・・」という文字が書かれているので1階に持ってこなければならないと思った、受験生がほとんどではないでしょうか。そのことによって管理部門の縦動線が無くてもよいというような解答がでてくる現象が想定されます。2方向避難は屋外階段で処理すればそれで済み、解答としては成立します。
 
H28.9.19
 
あと、残り3週間を切るところとなりました。8名の方を添削指導しています。その添削数も60弱、100までいきそうな気配です。図面はそれぞれの個性があり、1つ感じることは同じ課題でも採点しやすい図面としにくい図面があるということです。もちろん、そのしやすさも出来の良い図面と今ひとつのものがあるわけですが、共通しているのは指摘が明瞭に相手方に伝わるような添削コメントができることです。
 
大手2社が指導していることにより、8割がたの受験生は、同じような図面と記述を出してきます。そんな中で、合否のライン上で採点官がちょっと他とは違うなという図面を描けたらというようなところを狙う指導をしようと思っています。
 
 
H28.8.25
 
課題発表から1か月経ちました。7名の方の添削をしていますが、添削枚数の累計は現在24枚です。残が4課題ほどあるので、その数は30枚を超える数になっています。私の添削スキルも向上しています。実際の保育所の設計で重要なのは、乳幼児のしもの世話と食事なんです。つまり、保育部門の主要な部屋は保育室ばかりでなく、幼児用便所と調理室なのです。調理室については、上足原則、前室(検収室)・休憩室・食品庫などの諸室があります。試験ではそこまでは求められないとは思いますが、資格学校の課題は片手落ちと言えば片手落ちなんです。
 
H28.8.20
 
すでに、受験生からの添削図面が多く寄せられています。今の段階で大手2校の課題を見比べてちょっとした視点の違いがあるのに気づきます。部門へのアプローチの仕方です。日建はさすがに実際でもあるような保育園と児童館の複合施設のとらえ方が的確です。ここはオーソドックスに保育部門と子育て支援部門の外部からのアプローチを別々に取らせる課題を出しています。 片や総合資格は、施設に入って保育部門へアプローチさせる問題を続けて出しています。これってどうなんでしょうか?時間利用の違いはあるものの各々の利用者動線が混乱しないのでしょうか。たぶん実際の建物ではこんな設計はしないでしょう。
 
今まとまって、添削図面が来ている状態ですが、受験生の中でこの2つのパターンをやっている人は混乱しないかと少々心配です。
 
H28.8.10 
 
課題が発表されて20日余りで、資格学校の課題づくりも試行錯誤という段階ですが、受講生の添削枚数は2枚・3枚となっています。このままのペースで行けば、私のほうも9月・10月の段階でパニックになるのは見え見えで、今年の受講生は6名で打ち止めにします。実務の仕事のほうでは、構造は木造ですが千葉の保育園の図面作成が良いタイミングで入りました。
ところで、保育所のこれからの在り方・考え方は、認定こども園に見られる、幼稚園と保育園の一元化であり、その先の小学校における学童保育所と言われている施設とのさらなる一元化です。行政が厚生労働省と文部科学省の縦割り行政の解消に他なりません。そんな背景が今回の課題の意味合いを含んでいます。
 
H28.8.6
 
現在継続して通信添削を受講されている方は6名となっています。今までになく早期に皆さん始動開始となりました。どうしても、大手資格学校の動きに連動してしまうということでしょうか。ヤフオクからのウォッチ問い合わせも何件かありますが、昨年に引き続き今年もこの商品ニーズを実感しています。
 
いくつか添削して気づく点があります。
「保育所の計画の基本は平屋建て」です。実務では3階はありません。2階建てにすると準耐火仕様です。これを考えれば、EVを設置しなさいというのは、4・5歳児保育室を2階にもっていきなさいというヒントのなにものでもありません。
 
あと、保育所の注意点は防犯・避難経路です。保育事務室は受け付けもありますが、屋外遊戯場の見守りもあります。実務で理事長・園長から言われる第一の要望です。
 
H28.7.26
 
ヤフオクに出品中  
page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u111388786 
1級建築士設計製図試験の通信添削致します。課題はお手持ちのもの無ければこちらで用意します。
(添削方法)
課題のやり取りはA3用紙でのPDFのやり取りになります。課題をメール添付でお送り致しますので、お手持ちの製図用紙で作図・記述しA3版PDFにてお送り下さい。添削後のご質問もお受けいたします。
 
  平成28年度     1級建築士設計製図試験対策 添削通信講座
 一級建築士試験「設計製図の試験」の課題 

子ども・子育て支援センター 
(保育所、児童館・子育て支援施設) 

要求図書 
●1階平面図兼配置図(縮尺1/200 
●2階平面図(縮尺1/200 
●3階平面図(縮尺1/200 
●断面図(縮尺1/200 
●面積表 
●計画の要点等 

(注1)パッシブデザインを積極的に取り入れた建築物の計画 
(注2)地盤条件を考慮した基礎構造の計画 
(注3)天井の高い居室における天井等落下防止対策の考え方 

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<!--[endif]-->
H28.7.1
独学の方がおひとり通信添削をお申込みになりました。課題発表前までの4課題チャレンジです。1か月の間ですけど、やらないよりはやった方がいいに決まっています。こういう方こそ合格に導きたい人です。
 
ところで、過去の課題の出題は下記のとおりです。
 
平成27 市街地に建つデイサービス付高齢者向け集合住宅

平成26 温浴施設のある「道の駅」 

平成25 大学のセミナーハウス 
平成24 地域図書館 
平成23 介護老人保健施設 
平成22 小都市に建つ美術館 
平成21 貸事務所ビル 
平成20 ビジネスホテルとフィットネスクラブからなる複合施設 
平成19 子育て支援施設のあるコミュニティセンター  (私が総合資格の講師での最終課題)
平成18 市街地に建つ診療所等のある集合住宅 
平成17 防災学習のできるコミュニティ施設 
平成16 宿泊機能のある「ものつくり」体験施設 
平成15 保育所のある複合施設 
平成14 屋内プールのあるコミュニティ施設 
平成13 集合住宅と店舗からなる複合施設(3階建
平成12 世代間の交流ができるコミュニティセンター 
平成11 高齢者施設を併設した集合住宅  (私が総合資格の講師を始めたときの課題)
平成10 多目的ホールのある事務所ビル 
平成9 緑豊かな吹抜け空間のある地域図書館 
平成8 景勝地に建つ研修所 
平成7 市街地に建つコミュニティセンター 
平成6 地方都市に建つ美術館 
平成5 メゾネット住戸のある集合住宅 
平成4 アトリウムと小ホールをもつ地域図書館 
平成3 シティホテル 
平成2 地方公共団体の庁舎 
平成1 小ホールをもつ児童センター

昭和63 リゾートホテル 
昭和62 店舗などの施設のある市街地共同住宅 
昭和61 集会施設をもつ郷土資料館 
昭和60 研修施設   (私が合格した課題)
昭和59 健康づくりのための屋内運動施設   (私が不合格になった課題)
昭和58 居住施設 
昭和57 商業施設 
昭和56 海岸の景勝地に建つ保養所 
昭和55 小ホール(200)、展示場、中庭よりなる文化施設 
昭和54 地方都市に建つレストランつき中規模事務所 
昭和53 幼稚園 
昭和52 屋外プールをもつ小規模の体育館 
昭和51 市役所出張所をもつ地区センター 
昭和50 地方都市に建つ郷土資料館 
昭和49 市街地周辺の宿泊施設をもつ小研修所 
昭和48 集合施設をもつ市立図書館分館 
昭和47 保育所(乳児室をもつ)のある市街地の共同住宅 
昭和46 市街地に建つ従業員寄宿舎 
昭和45 パーキングスペースをもつ市街地高層共同住宅 
昭和44 救急施設を持つ診療所 
昭和43 公民館 
昭和42 従業員のための保養所 
昭和41 市街地に建つ店舗付共同住宅 
昭和40 単身者共同宿舎 
昭和39 銀行支店をもつ貸事務所 
昭和38 2階建て小図書館 
昭和37 高層貸事務所 
昭和36 景勝地に建つ青少年宿泊施設

 今年の課題は果たして・・・・・・・

 
いよいよ、課題発表まで1か月を切るところまでやってきました。
再挑戦の方々にとっては、アドバンテージがあるのはもう少しの間ということでもあります。過去問の復習を含めいろいろな課題をやれるのもほんの1か月です。
 
私が指導している添削生も自身がやれる範囲のものをこなして現在に至っています。私の添削数も50を超える数にになっています。ただ指導が佳境迎える9月が心配です。9月は現時点で、専門学校・大学・求職者訓練講師・企業研修講師の予定がびっしり入っており、レスポンスの早い添削ができない可能性があるのです。しかし、少なくても今指導している添削生の方の担保は最優先してするつもりです。
 
 
 
設計製図の要点は、計画・構造・設備の3項目です。そこで、この3点について改めて考えて見ることにします。
 
(構造編)
 
構造については、建物形状を意識したラーメン構造が基本です。得てして平面計画に拘ってしまうと、内部・外部の境界が見えなくなってこのきちんとしたラーメン構造のグリッド計画が崩れてしまうような平面になってしまってる人も多く見られます。梁を通す通さない床を張り出す張り出さないというようなことを押さえると、建物の形状をうまく整えることができると思います。
 
一昔前までは、大空間の無柱対応には、鉄骨梁表現が一般的でしたが、最近はPC梁がその使い道の常道となりました。そんなわけで下階大空間の上に室を計画なんてことも有りになりました。
このPC梁が標準解答例に登場したのは旧試験制度の保育施設をもった複合施設の課題でした。プレイルームの上にほかの部門の室が載るかたちだったと思います。今年何か保育部門が組み込まれる課題が出そうな予感が私自身致します。まあ、「少子高齢化」にみられる老人か子どもは行政の重要な施策テーマですから、試験には反映されやすいです。私が保育園の設計をした10年ほど前から、「幼保の一元化」は検討テーマであり、それに「学童」が入った保育行政は今どきの流れです。
 
ちょっと話がそれてしまいましたが、PC梁は1階などに無柱空間を求められたとき便利に使える自由度の高いツールです。
 
(計画編)
設計製図試験における減点されない計画の要点と聞かれたらなんと答えますか?
そこで必ず設計の実務でやらなければいけないことを考えてみることにします。これがまさに落としてはならない要点になります。
 
実務においては、法規のLVSというのがあります。「採光・換気・排煙」です。講師の指導で居室を外壁側にもっていくこと、すなわちこのためです。その中でも、「排煙」が第一のチェック項目です。試験では「自然排煙」を基本としていますから。「無窓居室」は採光項目の減点ではありません。「採光」はどちらかというと住居系の基準階タイプでのチェック項目です。最近は資格学校でのチェック項目になっていないようですが、総合資格で講師をやっていた頃は、通路・廊下も排煙の対象でした。そこで、行き止まりの廊下はつくらないことが原則でした。いまこれを意識すると、ホールや通路の空間のメリハリができて図面印象度が上がります。ぜひ試してもらいたいと思います。
 
また、そのほかの法規項目の重要項目は、「2方向避難における歩行距離および重複距離」「防火区画」が主なチェック項目です。試験元の標準解答例を見ると防火区画は考慮していないように見えますが、資格学校ではそこは落とせない減点項目にしています。「防火区画」は①竪穴区画②面積区画③異種用途区画④高層区画ですが、見落としがちなのが②の異種用途区画で集会目的の200㎡以上の居室が対象となります。要求室の名称としては、集会室や多目的室となります。作図表現としては、2階梁伏図においては、きちんと壁で区画することを忘れがちです。平面図では扉表現を避難方向にする、といったところです。それと、外部に面する吹抜けなどのところに、袖壁90cm以上を表現することも押さえておきましょう。
 
とりあえず、この3点を意識してください。
 
 
そろそろ2年目・3年目の方は、第3ステージの時期です。
 
大手資格学校での長期講座と言われる、課題発表前の講座も佳境に入っています。低層から基準階タイプ、コミセン系から商業施設系と課題のバリエーションを考えながらの課題設定となっています。教える立場としてもどんな課題をしているのかが興味があるところです。総合資格の課題を作っている人物を知っていますが、この人物は私が講師をやり始めたころの受講生です。その人物が作る課題かどうか判断は付きかねますが、今回の「ホテル」というテーマの課題を見ながら、昔に比べてバージョンアップしています。分類に応じての単独の課題ですが、5課題以上は異例です。昨年もこんな感じだったのでしょうか?
 
 
来週の29日の日曜日は個人面談指導で東京に出ます。添削生の方ですが、面談して今までの添削事項の確認と直接伝えたい事柄なども補足できるのでプラスアルファがあるのではないかと思います。この方はすでに20課題以上図面を出している方なので、突っ込んだ指導つまり資格学校の講師が言えないことをコメントしたりしているので、いろいろな部分で他の受験生が考えないところまでそのスキルは入っていると感じています。最初は資格学校の解答例に近いものを出してきたのですが、これでは伸びシロが無くなってしまうので、違った観点で考えられるように指導しています。
 
ゴールデンウィークの過ごし方はどうだったでしょうか?仕事で残業が続く方にはここは十分休みたいところですが、そこを時間があるときやれることをするのが有効的な過ごし方というものです。資格学校を利用していない方にとっては、ちょっとまだまだという気持ちがあるかもしれません。逆に資格学校はここというばかりに課題を与えているようです。ここで差が付いてしまうかもしれません。そんな独学の方のためのアドバイスをします。
 
受験生の6割強は総合資格、3割弱は日建学院を利用する感じです。ほかはTACまたはいくつかの通学講座そしてウラ指導・製図comなどの通信講座などです。ここで9割の受験生が大手資格学校に行っていることを考えれば、大手資格学校の採点基準がスタンダードになってしまう現象ができてしまいます。だから、もし独学でするとしたら、どうしても資格学校の採点減点項目は最低でも抑えなければならないということです。しかし、それと同じことをしていてはどうしても遅れをとってしまいます。そこで、資格学校の講師の指導では出てこないような項目があることを知っておくとアドバンテージを持つことができるということです。そんなアドバイスをしたいと思います。
 
このゴールデンウィークですべきこと(時間が持てるときに)
 
皆さん仕事で何らかのCADはお使いのことと思います。今までやった課題あるいはこれからやろうとする課題でもよろしいですから、(理想はエスキスをしてですが)CAD図面に起こしてもらいたいと思います。もちろん、椅子・テーブルをはじめ什器および便器・ブースなどの部品を入れるようにすることも含めてです。実際にそのスペースに特記事項のものが納まるの?あるいはその機械室に想定の設備機器は納まるの?当然ものには3方向の大きさがありますので、分からない時はインターネットや設計資料集成などで調べることになります。1度この作業をやっておくと何かの役に立つと思います。時間があるときにやっておきたいことです。まあ、疑似設計的なものです。設計事務所にお勤めの方はする必要がないかもしれませんが・・・・
 
 
添削だけではありません。質問に対しては時間を問わずメール対応します。
 
添削に対するご質問に対しては、レスポンスを重視してお応えしています。デスクワークしているときは、常にメールチェックしています。24時間対応までいかなくても、寝ているとき以外お答えするスタンスです。本年度の添削生は有効利用しています。添削1枚3000円以上のコストパフォ-マンスです。
 
通信添削課題を有効に取り組んで頂くために
 
課題については、こちらで用意してもよいですし、今通われている資格学校の課題などでも基本的にはどんな課題でもOKです。課題文と添削図面を送って下さい。添削のポイントは、課題文と図面を見て私独自の目線で添削します。なぜ、課題文のみなのかというと、余計な先入観を持たず、出された課題文を忠実に解釈していくことと、その出された図面の建物が実際に建てられたときに、設計主旨・法規的・機能的な部分で満足のいくものなのかを見ていくためです。もちろん、資格学校の講師をしていたので、資格学校が求めているだろうなというところは押さえているつもりです。
 
先日のお問い合わせの方で、総合資格から日建学院に学校を変えた人のご意見です。変えた一番の理由は、「総合は押し鍋的に減点をどんなものでも1点とし、自分にはどこから優先順位的に修正するのがいいのか、疑問が残った。それに対して、日建学院は減点の度合いをポイントの優劣で差をつける採点方法だった」と言っていました。
 
これは、一理ある理由です。私もまとまった図面を描けるようになったときの採点は、大中小の減点方式でやっています。その中からプランの優先順位の能力を身につけてもらいたい意図があります。どこかの通信添削の代表者が事あるごとに「木を見て森を見ず」という言い廻しである事象を説明していますが、私も5年以上前からこの言葉を説明の中に入れる便利な定型文としています。まさにこの言葉の意味に近いものがあります。
 
追記 「日建学院と総合資格学院」
 
今、日建学院の求職者訓練を担当しています。過去に総合資格学院の講師もしていました。両方の講師経験からすると、日建学院の方が講師・受講生に対して待遇および内容において比較的良心的です。これは、私の主観が入っていますが、他に総合で講師をやっていた人の感想を聞く中での共通認識です。教育業界とりわけ大学の評判も総合資格は、「悪い」というのが現状です。更に営業の評判は「最悪」、出入り禁止になっているところもあります。これも受講料に見合ったサービスとの比較で感じるところです。
 
 
課題についての取り組み方(その2)
 
資格学校でエスキスの手順を伝授されます。まず基本ですからその通り課題を解いていけば、課題を何とかまとめることはできます。①アプローチ計画②ブロックプラン③建築可能範囲④建物形状からゾーニングといった具合です。しかし、その手順を踏んでも思わぬ迷路に出くわしてしまうことがあったりします。手順の中に定石みたいものが実はあって、その定石を覆すような課題を出されたときが問題なのです。
 
例を挙げて説明します。資格学校の教えでは、建物と敷地のアキを最低2m空けて建築可能な範囲をだします。では、なぜ2mなのでしょう?避難経路として使用する敷地内通路の規定が1.5mだから2mが出てきているだけで、避難通路として使わなかったら別に1mでも構わないのです。もう一つ、大体最近は本試験で肯定的環境の公園などが出てきます。環境が良いというだけで公園を見ていませんか?今までの受験生で法規的なアドバンテージで公園を見ている人は皆無です。公園に接する境界線もバカの1つ覚えで2m、なんてしなくてもよいわけで、有効採光を気にすることなく地中の基礎または庇等が越境しなければ0.5mでもOKですよね。
 
ここでこんなことを書いたのは、H23年度の本試験問題「老健保険施設」で南側に公園があったのですが、タイトな敷地でアキを2mとった解答例を試験元に近い関係者に見てもらったところ、「深井さんこの解答例ではダメだよ」と言われてしまいました。「南側のアキに意味があるの」 最後に物の成り立ちにはすべて根拠があるものです。
 
 
課題についての取り組み方(その1)
 
「周辺環境の配慮について」
 
昨年の本課題における「レストラン」「ギャラリー」の位置についての誘導は東側歩行者優先道路にもっていきなさい。というのは課題文に明示され資格学校の出す課題的で親切な記述でした。しかし、屋上庭園の位置については、基本的には4方向どこでも良いというものです。ただし、配置する方向で、「日当たり」や「プライバシー」・「眺望」で減点されかねないというリスクを受験生に抱かせるものでした。そこが試験元の狙い目なんでしょうか?
 
例を挙げると、標準解答例ではサービス駐車場を東側道路側にもっていき、注釈で夜間利用に限るなんて図面にいれるなんて、まず資格学校で課題をやっていると、まずこれはできません。でも、それをしたから失格につながる減点にはならないということなんですね。要するにプランをまとめやすくする方法の1つの選択肢と考えるということなのです。
 
私が過去に資格学校で教えているとき、言っていたことを思い出すと、「先入観や思い込みは禁物だよ」とような言葉を受講生に言っていました。一番危険なのは、課題をやり過ぎると過去のやった課題に当てはめてしまうという傾向に陥ってしまうからです。
 
昨日添削生からH17年度の本試験課題の質問を受けたのですが、とっさにどんな問題かが頭に浮かんだのですが、その課題も、とある先入観によって受験生が陥るようなトラップが仕掛けられていたことを思い出したのです。旧試験では、一発失格事項というのがあって今とは違った厳しさがありました。 
 
とりもなおさず、「周辺環境」から始まる読み取りは、最初の方向性を左右する重要なポイントでもあるので、安易に考えない方がよいかもしれません。
 
 
そろそろ、第2ステージの時期がやってまいりました。
 
4月になると受験申込みになりますね。学科受験の人たちはエンジン全開で7月の本試験に突入するころと思います。そんな中で2度目の挑戦となる方々は、資格学校の長期スケジュールでそれなりの対応をしていることでしょう。
がしかし、ここで何をすべきかというと、作図に自信のない方は作図力を身に付けるのが先決でしょう。では、作図は何とかなり、本試験前の課題をこなすことでパワーアップができると思っている方は、この期間は誰もよりアドバンテージを握れるチャンスでもあります。これをミスミス逃がす手はないです。
 
1度お薦めしたいのは、出された課題を減点なく解くように練習するのではなく、大学で学んでいた頃の設計製図演習の課題だと思って設計してみることをやってほしいと思います。押し鍋的に大学では、設計やエスキスの方法なんて教えてくれなかったと思います。ましては、設計の基本原理である、道路付きや周辺環境条件の読み取りから考えよなんて指導は受けていないのではないでしょうか。私の行っている大学の4大の卒業制作を毎年見学するのですが、形ばかりに拘って構造なんてどうでもよいというようなものばかりです。しかし、これこそ自由な発想の原点であり、以後の建築スキルに活かされるなんてこともあると考えます。
 
そこで、自由な発想で1級建築士設計試験課題に向かい、本来の設計するという観点で取り組むと見えてくるものがあるかもしれません。
 
 
3月になりました。始動の時がやってきました。
 
昨日の3月6日に通信添削をやられている方の個人指導を行いました。
 
そこでの話の中のご要望で、前にも告知している、ワークショップ的な指導を受けたいとの言葉をもらいました。
最低3人ぐらいの申し込みがあれば私自身もやりたいと考えています。東京都心の貸会議室でも1日押さえて、それぞれの共通した課題図面を持ち寄って、私の添削指導およびグループデスカッション的な図面研究を1日かけてやるというのはいかがでしょうか。過去の当方の合格した添削生もお呼びしての有意義な研究会を考えています。会費は7時間程度の講習で1万円程度となります。資格学校の講師では教えてくれない図面のチェックどころを織り交ぜたりします。
 
今月お申込みの方がハイペースに添削図面をお送り頂いています。この週末 添削しようと思います。大手の資格学校の長期講座に通われるということで、スケジュール管理については問題はないので、私の役割は資格学校一色にその思考を染めないようにすることだと感じています。まずは、出された課題の解答例がすべてだと思わないようにすることです。大手資格学校の課題については、課題文と解答例の整合性が本試験課題より取れています。すなわち、理由付けがきちんとなされています。そんな課題ばかりやっていると本試験の自由度のある課題に対して逆に対応しきれないことも想定されます。しかし、大手資格学校のメリットは、課題を解くにあたって(これは適切な表現ではありませんが)その基本をみっちり学ぶ機会でもあります。やはり、ここを通らずして合格はないということを教えてくれます。
 
昨年、とある少々大々的にやっている通信講座を受けている受験生がブログに作成した図面をアップしていましたが、それを見るとこれは絶対合格しないだろうというものでした。ご本人は研究熱心なのですが、その通信添削で指摘しないのか、どうかわかりませんが、なんでそんな動線になるのといったレベルでした。案の定試験には落ちたのですが、試験が終わっても自分が落ちた分析が見当はずれなものとなっています。安くてもそんな、通信添削講座ではありませんので、気軽にお申込みください。
 
当講座は個人レベルのなんてことのない講座ですが、添削するうえでは、その受講生の弱点となっている部分を修正・矯正する視点で添削していきます。
 
 
2月に入りましたので、もうそろそろという感じです。
合格への最善の方法は、個人個々によって違います。1つ言えることは自身の確固たる信念が合格を左右するということです。当方を利用する方々はいろいろなパターンの方が存在します。たとえば、大手資格学校を利用しながら、補助的に添削を依頼される方、あるいは、大手資格学校へは通わず、製図comやウラ指導の通信対策講座をメインに、補助的に依頼される方、そして、当方の個人対面指導をメインに添削を受けられる方と様々です。現在の 自分の置かれたポジションと時間的および経済的環境を踏まえて、受験対策方法を選択することは結構重要です。安易に大手の資格学校に行けば何とかなるというような考えだけは持たない方がよいかもしれません。
 
下記アドレス、ヤフーオークションよりお申込み下さい。
 
(お申込み)
(ご参考図書)
page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g16821793
 
 
 
H27.12..23 

 H27 1級建築士製図試験の所感

 *標準解答例考察

標準解答例の2案から分析するそのポイントは

ずばり

 設計条件の「床面積の合計は、2600㎡から3100㎡以下」の上限3100㎡にいかに近づける計画ができるかである。

 出題された課題は、下限である2600㎡から2700㎡でもまとまってしまう課題でもある。(日建学院参考図を見て)

ということで、受験生の回答の延べ床面積の分布を調査をしてみる価値はある。当方が指導した受講生のほとんどは、2900㎡が上限である。この床面積では、屋上庭園を北側に配置した時、日照および西側の公園の配慮が難しいのである。1階および2階の面積を目一杯とることで、空間の余裕が生まれるのである。建蔽率限度90%を生かすピロティ計画も有効に空間を構成できるポイントである。

 標準解答例の3005㎡、2910㎡この規模で計画できるかで、屋上庭園周りの余裕ができ諸々の減点項目になるであろう項目が消去できるのである。面積100㎡に拘ってしまうと計画および建物スケール感がなくなってしまうのである。

 それと、例年出題される吹き抜け空間の立体構成は、言うまでもなく重要なポイントである。今回はエントランスホールに求められているので、採光の取り方は考えるところである。しかし、受験生にとって標準解答例のような立体構成を考えるのは、限られた試験時間では無理であると思われる。

 もう試験に必要な最低限減点されない図面を求められているのではなく、積極的な設計計画が求められているという印象はぬぐい去ることができない。

それと、屋上庭園の設置階違反は、失格でしょう。2階の屋上庭園で合格している人がいるらしいけど、それは無いでしょう。

 

 * 今年度計画の要点等の出題用語「目標耐震性能」記述例

 構造計画出題

<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->建築物に設定した目標耐震性能(地震力の程度と建築物の状態)

解答例

免震構造を採用しその目標を特級と定め、建築物の状態としては巨大地震に対して軽微な被害を想定した。

 

<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->建築物に設定した目標耐震性能を達成するために、上部構造の構造種別、架構形式、スパン割及び主要な部材の断面寸法について考慮したこと。

解答例

免震装置への荷重伝達に適した鉄筋コンクリート造の純ラーメン架構形式を採用した。

スパン割については、7m×8mの均等グリッドで対応し平面バランスを重視した建物形状を意識した。また、断面寸法は一般の耐震構造に比べて小さくし、柱700×700mm、大梁500×700mmとした。

 

<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->建築物に設定した目標耐震性能を達成するために、免震層(免震材料の種類と配置の考え方、外周部のクリアランス、エキスパンションジョイント等)について考慮したこと。

解答例

各柱直下に天然ゴム系積層ゴム支承と梁下に鋼材ダンパーを配置し、建物の免震変位巾を400mm程度と想定し600mmのクリアランスを確保した。そして、エキスパンションジョイントは、段差を生じない金物を用い対応した。

 
H27.11.24 「研究生募集」
 
少人数制1級建築士設計製図試験対策研究会を立ち上げたいと思います。
 
通信添削指導の一環指導として、少人数制対面指導講座を不定期に開催したいと思います。ワークショップ的なグループ研究を行っていきます。
 
会場は東京新宿を予定しています。費用その他等はお問い合わせください。
 
手始めは、「過去問研究」をテーマに標準解答例に見る合否の基準について分析解説していきたいと考えています。来年度は低層課題が予想されますので、「美術館」「図書館」を取り上げていきます。
 
2015年 9月 15日 23時 09分 追加)
毎日の質問対応は午前0時ごろまでしていますので、気楽に仕事から
帰って遅い時間帯でもしてください。 
 
2015年 9月 15日 18時 22分 追加)
「車寄せ」普通に考えて、送迎車とくれば、考えられるその他の施設です。庇・キャノピーも当然要求されるでしょう。日建学院の市販本課題は、本試験を見据えて要求されています。内容も免震構造についての説明もしっかりされています。かたや、総合資格の問題は参考問題についてはH23年の本課題を意識しての車寄せと「歩道の切り開きき」2ヵ所で通り抜けとなっていますが、以後の課題およびL1・L2課題は車寄せの「く」の字も出てきません。あくまで、歩道の切り開き1ヵ所を堅持しています。「乗降スペース」という名称でごまかしています。これからのオリジナル課題を見ていきたいと思います。それと、市販本が陳腐すぎる。独学の人はどうでも良いというようなどうしょうもないレベルの本です。それと、もう10年以上前からのファーストイメージ・セカンドイメージなんていってエスキスをやらせるのは止めましょう。資料過多で本試験に沿いません。本社のある新宿校には400人程度の受講生がいると聞いて驚いています。9000人の製図受験者の5000人程度が総合資格の受講生であれば、車寄せの通り抜けができていなくても、失格でない限り減点で済むから表には出てこないといことかもしれません。

(2015年 8月 24日 17時 25分 追加)
総合資格の参考課題添削依頼受けました。方位が傾いています。住戸の向きは公園・道路を挟んだ集合住宅の向きでL字ではないでしょうか。日照・採光・通風OKになります。車寄せ計画は広い方の道路から狭い道路に抜ける動線でT字路角が駐車スペースで歩道寄り5M以内の出入り口不可もクリア、狭い道路は
歩道付でないので切り開き自由といったところでしょうか?
 
(2015年 8月 22日 22時 23分 追加)
学科製図COMの公開課題、添削しています。自身の着眼点で解きました。たぶん、エントランスホール2の吹抜け空間がポイントだと思います。デイサービス部門の2階と集合住宅部門のアクセスは必要ないのでクローズドかなと思います。デイサービス部門の2方向避難の階段で考えない方が良いと思います。
 
2015年 8月 18日 21時 52分 追加)
ウォッチされている方も多いので、一言ご案内致します。大手資格学校の市販本も発売されています。私もアマゾンで1冊購入して今週には手元に届くと思います。購入する皆さんは課題にチャレンジしてから解答例を見ると思いますが、やはり客観的に添削してもらわないと、判断基準に照らせないと思います。そこで、この商品の意味があります。資格学校の講師は統一した学校から配布されるチェックリストに基づいて減点法で採点します。しかし、その採点基準から外れても合格していく人は現実にいるわけで、ここが試験元の裁量になるわけです。私は、課題文を見ながら、建物として成立し実際に作図されたものが法規的な部分を含め実際に建てられるかという観点で添削しています。もちろん資格学校で講師をしていた経験も踏まえ資格学校ではどこを減点にするか分かった上で評価を致します。今年は、市販本の解答例については、解答のポイント等赤入れをして、添削図面とともに送ろうかとも思います。まずは、課題文と作図図面をPDFにして送って下さい。
 
現在本試験まで継続添削する方が6名となっています。本試験前1週間の質疑返答の許容人数は、去年の経験から最大8名程度です。1課題のスポット添削は可能ですが、もしこの商品ご検討の方は、よろしくお願いします。本年度は、例年に比べて反響が大きいです。たかが、1 210名前後の受験生と思われるかもしれませんが、個人で取り組む受験指導ですから、励みになります。
 
(2015年 8月 6日 21時 35分 追加)
今年の課題資格学校は、呪縛の課題です。「歩道の切り開きは原則1か所」講師の採点基準です。その昔は、サ-ビス用駐車場でも串刺し駐車は減点対象でした。H23の介護老人保健施設の本試験課題についても「車寄せ」が要求されてくるとされたのて、この原則が受講生を苦しめました。標準回答例を見れば、歩道の切り開き2か所でスムーズに車寄せまで乗り付けて、利用者駐車場の計画はなんてことない納まりでした。直角方向にある2方向道路であれば、何とか誤魔化せます。しかし、表裏の2方向道路ならば通り抜けしかありません。H22の本試験課題がそれで、速報の解答例を出したところがありましたが、何とも苦しい解答例でした。実際そのような回答をして合格した受験生も多数でしたが、メイン道路の歩道の切り開き2か所で対応した方が自然です。たとえ減点されても合格の確率は高くなります。1つの減点項目にこだわると、「木を見て森を見ず」ということになります。あなたは、資格学校のいうこと・講師のいうことを100%信じることができますか?
 
(2015年 7月 28日 0時 01分 追加)
この試験の難しさは、問題ばかりでなく合格基準がはっきりしていないうえに、合格発表が製図試験の2~3週間前だということです。言えることは、製図受験者数を1万人を超えさせないために、基準点を変動させるということです。受験生の気持ちをモヤモヤさせる原因です。そこで、基準点の90点周辺の方は、この添削指導を利用された方が良いと思います。特に今回製図初めての人お勧めです。TACが言っているではないですか。少ない課題でも合格していますよと。要は1課題1課題しっかりとした取組みをしてエスキス能力を磨くことが肝要です。1課題を2回いや3回解いて作図することで力が付くこともあります。課題数を多くこなして消化不良を起こすよりは、初めてであればエスキス力の足腰を鍛えた方が得策です。
 
H27.7.24
 
本年度の課題「市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅」が発表されました。
基準階タイプであり、そろそろ出てもいいといわれていた集合住宅課題です。免震構造がうたわれ、伏図が要求されませんでした。それと階数指定がありませんでしたが、これは断面図の作図時間にに多少影響がある程度で問題はなさそうですが、道路斜線制限は気を付けたいところでしょうか。
 
対策内容については、日建学院をはじめとする大手資格予備校のコメントを参考にしてください。フリーで課題をダウンロードした早期課題を手始めに送ってくださっても構いません。
 
 
 H27.5.28 
H27年度1級建築士設計製図試験本試験対策通信添削講座です。どのような課題でも1課題3000円で課題発表までの間添削指導致します。添削のやり取りはPDF対応でいたします。その間相談・質問等をお受けいたします。
課題については、当方で用意できるものは致します。
5課題まとめてのお申込みは、1課題2500円(500円割引き)の12500円とさせていただきます。
 
資格取得の受験勉強形態もネット環境の進化で変化しつつありますが、ことこの製図試験には、対面指導の効果を見逃すにはいられません。できれば個々の面談指導を通して弱点克服をしたいものです。関東近郊であれば当方その用意はありますので、お問い合わせください。私自身の手で1つ1つ添削していますので、より密度の濃い指導ができると自負しています。

当方もこのオークションに添削指導を商品として出品し始めて7年目になります。個人でできることには限界がありますが、少なからずこの試験で、時間や経済的負担で悩んでいる方のお力になりたいと考えています。これからも、合格するためのノウハウをお伝えできればと思います。
 

H27年度1級建築士設計製図試験対策通信添削講座です。平成26年度においては、当方の通信添削を利用して合格された方は5名中3名でした。2名の方は平成25年度からの利用でしたが、大手資格学校に通わず費用負担は相当軽減されました。しっかりとした情報収集したうえでの添削指導が功を奏しました。どのような課題でも1課題3000円で課題発表までの間添削指導致します。添削のやり取りはPDF対応でいたします。その間相談・質問等をお受けいたします。
課題については、当方で用意できるものは致します。

5課題まとめてのお申込みは、1課題2500(500円割引き)12500円とさせていただきます。

2月になりましたのでそろそろ準備をという時期になりました。

資格取得の受験勉強形態もネット環境の進化で変化しつつありますが、ことこの製図試験には、対面指導の効果を見逃すにはいられません。できれば個々の面談指導を通して弱点克服をしたいものです。関東近郊であれば当方その用意はありますので、お問い合わせください。私自身の手で1つ1つ添削していますので、より密度の濃い指導ができると自負しています。
現在、昨年に引き続き2名の方の添削お申込みがあります。本年度も力を入れて指導したいと思います。
当方もこのオークションに添削指導を商品として出品し始めて7年目になります。利用される方の形態は様々です。大手資格学校へ通いながらあるいは通信講座を利用されながら、そして、独学といった具合です。私自身嬉しいのは、合格されたときはもちろんですが、残念ながら落ちて次の年も当方の添削を利用してくれるとき、この商品を出してよかったと感じます。昨年も2名の合格者の方は引き続きの利用者でしたが、今回も今一歩のところで不合格になられた2名の方からメールでのご利用希望が届きました。顔が見えぬやり取りですが、何度も添削のやり取りをしているうち、1級建築士設計製図試験の壁をともに乗り越えたいと思うようになります。個人でできることには限界がありますが、少なからずこの試験で、時間や経済的負担で悩んでいる方のお力になりたいと考えています。これからも、合格するためのノウハウをお伝えできればと思います。

2015 2 28 17 05分 追加)
当方配布課題:第1課題「生涯学習のできるコミュ二ティセンター」(2階低層)エスキス実習基本課題2/28

 

(2015316)お申込み3名となっています。試験直前指導時は添削が重なり8名程度が限界と思いますので人数的にはそこらへんを目標設定にしています。



2015 3 23 23 48分 追加)
大手資格学校は課題の豊富さと作りこまれたそつのない受講生が納得できる課題作り が信条です。それが、高い受講料にも関わらず圧倒的な支持を得ている理由の一つです。しかし、試験の傾向は必ずしも資格学校が想定したものとなっていません。去年の対策問題を見る限り、TACの対策問題が的を得ていたように感じます。しかしながら、まだ、TACはスタッフ不足で受験生にとって十分な課題供給になっていないようです。しかし、課題をこなしたからといって、それでOKといかないところが試験の難しさです。もう、1か所だけに頼るような試験対策は終わっていると感じます。

2015 3 27 21 20分 追加)
2課題は、「老人介護施設」(基準階タイプ)です。オリジナル回答およびエスキスの仕方付です。

2015 5 5 17 04分 追加)
添削の奨め:本試験を1度経験している方については、試験課題のセオリー的なものを是非学んでほしいと思います。初年度の資格学校の短期講座では結構疑問に思ってもスルーしてしまうことがあります。まずは課題で出題側がこうやらせたいということを見抜く力が必要と思います。そうすると、これやったら減点になるなという風に思えてきます。もうそろそろエンジンもセカンドギアに入れてきたいところです。世の中主流はオートマチック的ですが、ことこの試験では段階的な理解が必要です。

 

 
H26.12.20 通信添削生5名の方のうち3名合格したという喜びの声を頂きました。平均合格率40㌫程度の当たり前の数字ですが、2校の大手資格学校に通わず、合格することは私の力ばかりでなく、ご本人の努力の賜物以外にありません。ちなみに、こなした課題数は30課題以上です。
 
H26.10.21 設計製図試験も終わり、復元図の添削も返却して今年の戦いはひとまず12月の合格発表まで待つことになった。添削数も、100課題に近づく数にのぼり、いつになく添削に追われる日々を過ごした。課題分析については、諸々の指導機関に譲り、この試験の在り方をもう一度考えたいと思う。インターネット検索で、この問題を取り上げた大学の紀要論文を見つけた。関西学院大学大学院社会学部の松村淳氏の研究ノート『高コスト化する専門職の資格取得をめぐって(一級建築士受験の「自分史的」エスノグラフィー」)』という考察である。自身1級建築士取得へ向けての道のりをこと細かに分析しながらその問題点にせまるものである。大抵の受験生は少なからずこんな経験をしながら、苦しみと喜びを味わっている。こんな受講生の思い悩む姿を想像し、ひとりでも多くの受験生の役に立つことが私の添削指導の目的でもある。

H26.10.6 添削枚数も80課題を超えました。あと、試験までの数日でさらに増えそうです。 今回、複数課題をこなしている通信添削生は、5人の方がいます。それぞれ皆タイプが異なる面々の方です。日を追うごとに試験合格に近づいている実感を感じています。ここで重要なのは、それぞれの状況に応じて大手資格学校に通わなくても、情報を集めながら合格できると言うことを実証することです。手段は選ばず合格できればそれでよいのです。

H26.8.12 この記事は久しぶりの更新です。 建築士の通信添削業務は、LECに行ってた23年度を除きやっています。HP上に書き込むことを忘れていました、というよかそこまで手が回っていませんでした。今年は8月12日現在、1級建築士製図試験受験者、5名の方を個人指導および通信指導しています。 ヤフオクで告知営業するパターンは変わっていません。いつになく力が入っています。
課題も「温浴施設のある道の駅」と言う課題でちょっと興味のある課題で、3次元CADのArchitrendを使って図面化する作業をしています。教材にも使用できるかなと思っています。

H26.8.22  ただ今添削生6名 現在添削受講生は6名です。今年はいつになく添削図面の数が伸びています。私自身も添削課題が大手資格学校ばかりでなくバラエティーに富んでいるので、色々な角度から分析しています。その例の一つで、課題を解いたものを3次元パースで図面化し作成しました。

H26.9.1 添削課題も30を超え、添削生も8名となった。1人10課題ほどやってくれるとその効果に手ごたえを感じられると思うが、その10課題をこなすのも、普通は1ヶ月かかってしまう。その1ヶ月が現在過ぎたところだ。そして残り1ヶ月ちょっとでペースを上げ、30課題ほどこなすと、自信というものが沸いてくるものだ。課題については、日建・総合・学科製図com・ウラ指導のものは手元にあります。むやみに課題をこなすことが良いとは思いませんが、色々な思考で課題を解く訓練はしておいて損はないと思います。出来る出来ない以前に今までと違った出題に違和感を感じて欲しいからです。試験は大手資格学校が作成するわけではないからです。
 
9/12 (土) 明日は2級建築士製図試験です。通信添削で6名の方を指導致しました。なかなか連続して何枚もの添削はできませんでしたが、メール対応でそれぞれの方とのコミュニケーションがとれ、受験者の方のモチベーションが上がればと期待しています。ご健闘を祈るばかりです。 今度は1級の方の指導がメインとなり、現在6名の方を指導していきます。2級とは異なり資格学校へ通学している方が多いので、資格学校の講師より下に見られれば1回こっきりの指導で終わってしまいます。しかし、幸いにも皆さんリピーターになって下さります。 誠に有難いことです。オークションを通じての申し込みで、1回の添削料金は¥2500-ですが、リーズナブルでより受験生の心をつかむ指導を心がけています。 目標は学科製図COMまでいかなくてもある程度の受講生が集まればと思います。しかし、結果が出なければ認知されませんので、より充実を図る努力をしたいと考えます。
 
(遡ること5年以上前の 過去の書き込み) 

9/1(火) 只今、通信添削を希望の方10名を指導しています。オークションを通じての依頼形態です。北は北海道・南は沖縄の方です。資格学校が近くにない、金銭的に通いたくても通えない等の理由からです。何となく手ごたえを感じ、もう少し積極的な営業展開をしていきたいと思います。基本は受講者に喜ばれるニーズの把握です。まずは、価格と安心できる合格へのシステム造りだと思います。もし、人数が100人単位になれば、ひとりでは対応できないので良き理解者を探す段になります。先日、総合資格で一緒だった元講師仲間に意見・感想を聞いたところ、いいじゃないという言葉をもらったので、膨らませていこうと思います。

8/4(火) 説明会には何人か足を運んでもらいましたが、学科の結果が今ひとつという方なのか今年の講座は結果を見てのことでした。結果が出てからでは遅いので今回は見送りということでしょうか。
ともかく、来年への期待を含めてアドバイス致しました。ところで、オークションを通じて通信添削の申し込みは、1・2級のW受験をされる方を含めて5名の方となっています。しっかり指導していきたいと思います。
1級については新試験になって1年目ですので、現役の講師から情報を入手してこようと思います。

7/5 (日)  本日は2級建築士の学科の試験日でした。受験生の皆さんお疲れ様でした。 地元群馬県の試験会場、前橋工業高等学校の正門前で製図講座の案内のチラシ配りを試みました。アルバイトを1人頼んだのですが、キャンセルされ私1人で慣れないながら手渡し致しました。なかなか受け取ってもらえず少々大変でした。チラシは100枚ほど渡すことが出来ましたが、その反応を見たいと思います。そして、そこで総合資格学院前橋校の営業課長さんのT課長さんに2年ぶりに会い、「どうしたのですか?」と聞かれ「営業です。」と答えたのですが、けげんな顔をされました。その後快く話しをして頂き総合資格の営業の人にも良い人がいることをここで書いておきたいと思います。 とりあえず、7月11日(土)に説明会および導入講座を開催致しますので、そのとき様々な情報・アドバイスを致します。4~5人程度来て頂ければ本日の成果が出たと思いますので、是非足を運んで下さい。よろしくお願い致します。

大手資格学校のノウハウは私の頭に入っています。   情報・教材・課題には事欠くことはありません。  取引または私の周りの建築関係の人から、資格学校はお金が掛かりすぎるので教えてもらえませんか?ということを言われます。確かに資格予備校と言われるところに行くと、学科・製図で60~70万円は取られると思います。受かれば安いと思えるのですが、落ちるとその次が続かないようです。 そこで、アドバイスをしてやるのですが、それでも2級建築士だったら、合格します。昨年2人製図を見てやりましたら、無事2人ともめでたく合格致しました。その一人は学科からでしたが、資格学校のテキストを入手してやってアドバイスしました。 独学でも、筋道さえつけてやれば、2級であれば合格します。

 私の座右の銘は「教えることは学ぶことなり」です。 
  

お申込みが予定人数に達しましたら、日程・会場をお知らせすることに致します。予定の実施日については、土日を考えています。お問い合わせはメールにてお願いいたします。

 
 
 
 
H25.8.5 地元公民館でキッズIT教室を7月24日からの3日間開催しました。小学校2年から5年生4 名を指導しました。JW_CADを使用した図形とフラッグデザインを試みました。なかなか の出来に仕上がりました。指導方法ならびに成果ともに手ごたえを感じています。機会を 増やしていこうと考えています。 

H25.5.30 2年ぶりに、キッズIT教室を開催します。地元の公民館で、7月24日~26日の3日間小学生対象に教えます。 

このボランティアをやる、密かな私の目的があります。それは、子どもたちの潜在意識の 中に、建築に対する職業意識のDNAを埋め込むことです。別に学校の勉強がオールマ イティーにできなくても、ある部分得意な分野があれば、世の中でやりがいのある自分の 仕事が見つけ出せるということを刷り込むきっかけとなればと思っています。それと同時 に夢と希望がある職業というのを発信することです。(次回に続く)

H23 年度開催事業  桐生市PTA連絡協議会の後援事業として開講致します。小学生高学年から高校・一般 までの人を対象と致します。

今の教育を考えるとき、小学校・中学校・高等学校の教え方は「できるようにする」こと  ばかりで子どもたちを楽しませることを忘れています。確かに自分もそうだったように   勉強ができれば、面白くなる。しかし、そこには次にその知識がどう活かされるのかを  教えてくれないし、先生も先生という職業は判るけれど、そのほかの職業については判  らない。そしてそれは、受験競争には関係ないから教える必要もない。しかし、社会へ  出たとき、納得した自分選び・仕事選びは、楽しくやりがいを感じなければ長続きはし   ないだろう。そこを探るべくこの塾があります。鉄は熱い内に打て・・・・・そこで、この建  築・情報IT塾は、未来の街を支える腕の良い信頼される技術者を卵から育てることを   コンセプトにしています。使用予定テキスト等を検討しています。

 
良い汎用CADを見つけました。しかも、フリーソフトです。AR_CADというソフトです。こ れ だったら、小学生もお絵かき風にCADを操作出来ます。右の絵をAR_CADで作成しまし た。いかがでしょうか。  

H22.10.30 生涯学習塾 建築・情報IT塾の企画案を(財団法人)建築技術者普及センターに助成申請  致しました。いち個人の思いを理解してくれた方とグループを組織し、申請の運びとなりまし  た。グループの名称は、「ぐんま未来創造塾」と銘々致しました。賛同して下さる方を広く募集 し、いち地域のみならず広い地域でこの企画が実施される事を目標にしたく思います。是非、 お問い合わせ下さい。

H22.11.18 講座は1月より3月の3ヶ月間で15回ほど予定しています。年齢グループ別に3グループ に分けて1クール5回を考えています。小学生はお絵かきまたはデザイン画をCADで作 成、中学生は数学の基礎知識を応用した図学をCADで学ぶ、高校生は数学・物理の基 礎知識を応用した建築知識うを学びながら建物模型を作成、と言うようなカリキュラムを 予定しています。大人も楽しめる講座にしますので、保護者・一般社会人の受講もOKで す。それと公開講座で、私がお世話になっている大学の研究室の先生をお招きし、建築 のお話しと大学について講演して頂く予定です。

H22.11.29 本日講座の案内・告知をするために高校と中学を尋ね、各校長先生に面会してきまし た。アポなし訪問です。ここは、人のつながりを利用しました。高校は高校時代の同級 生、中学校は地元の中学校で元PTA会長の立場を利用しました。持つべきは日頃仕事 以外でのつながり、交友ということです。同窓の校長から地元の工業高校の校長先生に 話しをつないでもらいましたので、いよいよ高校生にアプローチできるかもしれません。 興味と目標・夢を与えられるような実学教育を目指す下地を是非造りたいと考えます。ま ずは、講座を知ってもらうための告知(営業)が何はともわれ必要です。この建築啓蒙活 動の重要性を是非業界の人に知ってもらえたらと思います。建築士会や建築事務所監 理協会の内向きの志向を外へと知らしめるアクションとしての意義付けも同時にありま す。

H22.12.3  地区の子ども会育成会の忘年会がありました。そこで、会長に「キッズくらぶ」の話をしま して、育成会の推薦・後援を是非にと頼みました。快く賛同して頂き、地区の子どもたち に投げ掛けてみようと思います。スポーツばかりが地区の子どもたちの熱中するもので はないとアピールしようと思います。明日は群馬県の工業高校の建築展が桐生で開催さ れるので、見学しそこで、校長先生・担任の先生が居れば、話しをと思います。

H22.12.4  県内の工業高校4校の建築展に行ってきました。普段の成果を発表する場で、日頃の努 力の作品が展示されその一生懸命さが伝わってきました。先生と思われる方がいました ので、進路・就職先等いかがですか?とお尋ねしたところ、大学への進学も4割、専門学 校が何人かであとの生徒も就職先が9割ほどもう決まっているそうです。以外にも世間の 就職難ということからは、良い意味でかけ離れた状況のようです。作品の中にはキラリと 光るセンスのある生徒もいました。(あくまで私の主観です)ただ、手描き図面とパース表 現なので、両方が上手いというのは難しい。自分も着色パースは苦手でしたので、折角 図面の構想・作図が引き付けるものがあるのにパースがイマイチでその印象度にかけて しまうのが勿体無い。こういうときこそ、3Dマイホームデザイナーのようなプレゼンソフト の出番ですよね。CADはJWCADを少々教えている程度ということですが、先々 VectorWoksを取り入れるようなことも先生が言っておられました。何はともわれ、もうち ょっと高校生に建築の面白み・楽しさを教えられる予感はしました。

H22.12.16 (財)建築技術者普及センターへの助成申請は不採用となりました。残念です・・・・申請 団体のあり方・内容等に不採用の要因があると思いますが、人集め告知方法・会場・テ キスト等にお金がかかることも事実ですから、今後スポンサーなどをあたりたいと思いま す。

H22.12.28  地域の生涯学習委員会と言う組織があるのですが、そこの委員をしています。

ほとんど 会議に出席していないのですが、厚かましくも忘年会に参加しました。そこで、この企画 の紹介をしたところ思わぬ評価を受け、来年度の地域公民館の企画事業との話しになり ました。
廃校になった小学校を借りられないでしょうか?という話しから、そのような話し になったので、思いも由らない展開でした。また、チャンスが巡ってきましたので、少々力 が沸いてきました。

H23.2.23  ちょっと準備の段階で遅れていました、「建築塾 キッズ 教室」を4月から5月にかけて の毎週日曜日に開催する運びになりました。会場は桐生市民文化会館4F会議研修室 です。詳しい内容については、告知案内でお知らせ致します。

 
 
  
 受講生の声
 
埼玉県在住(男性) ご無沙汰しております。一級の添削指導をして頂いた**です。お陰様で、無事合格できました。本当にありがとうございました。 製図試験において、受験生が望んでいること、そして実際に合格に近つくポイントは、時間をかけてじっくり添削して下さることだと僕は思います。僕は深井先生に教えてもらえて、幸運でした。ありがとうございました。それでは、取り急ぎご報告まで。

奈良県在住(男性) ごぶさたしております。本日「合格」を確認しました。ありがとうございます。深井さんのサポートで、とても力になりました。また、支えてくれた友人達がいなかったら合格できていたとは思いません。なにか、今後もご縁がありましたら、よろしくお願いします。何はともあれ一安心です。。ありがとうございました。

沖縄県在住 (女性) お久しぶりです。 本年度の二級建築士試験の製図添削をお願いしていた**です。その節はお世話になりました。お蔭様で、無事合格することが出来ました。(正直、駄目だろうと思っていました。)実技経験もなく、建築から数年はなれているブランクがあるのに合格できたのは、深井様の丁寧な添削、指導のお陰です。心から感謝しております。これからは、この資格を活かせるように精進していきます。 深井様の今後のご発展をお祈りいたします。本当にありがとうございました。

埼玉在住 1級通信添削受講生 大変お世話になっております。 試験を無事終え、先日学校に復元図をもっていきました。A判定を頂きましたが、講師の方は「ぎりぎり何とかA判定の範疇。合否は本当に紙一重」というニュアンスでした。 僕自身の感想も同じで、受かっていても落ちていてもおかしくない。と感じています。 ですが、良い意味でも悪い意味でも、自分の実力は出せたかなとも思っています。 思うように課題数をこなせず、深井先生には数課題しか指導をお願いできませんでしたが、貴重な数課題だったと思っています。本当にありがとうございました。 PS・これで12月に良い報告ができれば最高なのですが・・・。

奈良在住 1級通信添削生 まず最初に、短い間でしたが図面の添削をしていただきありがとうございました。本試験では、深井さんに指摘された一発失格にはならなかったという事で、第一段階はクリアできました。 ただ、思った以上に新制度に惑わされ、いくつかのミスをしてしまっている状況です。合格発表まで2ヶ月もありますが、ミスした事は受け止めながら、発表の日を待ちたいと思います。

 
 
  雑感  建築資格取得・建築士について
 
(建築士通信添削を始めた原点書き込み)
 
私は20年前、専修学校に勤めた縁から建築の職業教育および建築士資格取得講座を1つの仕事としてやっています。総合資格学院との契約を結ばないことを決めましたので、(H20.2時点)ここで現在業界に身を置くものとして職業教育・資格取得ビジネスについて言いたいこと、お伝えしたいことを書きます。 9年間総合資格学院に非常勤?アルバイト?講師をしてきました。「1級建築士設計製図長期コース」角番と言われる受験の人たちを教えるものです。ここ数年、姉歯建築士の事件以来合格率が低く難関の試験になってしまいました。実務上でも建築基準法・建築士法の改正等で確認申請業務に支障をきたすなど非常に業務がやりにくく、先行き真っ暗な業界になってしまいました。しかし、「建築士は足の裏に付いた飯粒」:取らないと気になる。取っても食えない。というような譬えがあるほど、一応業界的には誰もが目指す資格です。そんな資格取得業界の裏側と実務業界の本音の部分に迫ります。(さほど関心の無い人とってはどうでも良い話かもしれませんが・・・)

まず、資格取得は職業教育の一線上にあります。何はともわれ資格をとらないことには、自分で仕事に勝負はできません。しかし、その資格取得が今、建築業界のみではないと思いますが、大きな負担となっています。それは、経済的にも時間的にも受験生に過度なプレッシャーを与えています。独学による取得は100パーセントとは言いませんが、不可能です。そこで、資格学校に通うとなるとスムーズに一発で合格すれば、60~70万円で済みますが、2・3度落ちて(これが普通)資格学校に通い続ければ、悠に150~200万円かかってしまいます。年に1度の試験,受かるまで平均6~7年歳月を費やすといったところで、年齢的にも仕事にも、家庭的にも一番頑張らねばならない時期をある意味犠牲にします。

そんなことを見透かしてか、資格学校は文句が言えない受講生の気持ちを逆なでするかのように、受かる人数が減れば、受講する人数も減る。そして入って来るお金が減ると採算が合わないので、講座を増やし受講料を値上げしています。果ては講師の給料までを歩合制・時給アップを餌に合格率の良しあしで差をつけて、自分たちの都合の良い契約でお茶を濁しています。出て行くお金を必要最小限にする。これは会社としては当然のことかもしれないですが・・・・・

実を言うと私も、22年前N学院に行き、製図コースを2年受け合格しました。その当時で20万円×2回の40万円程度かかった記憶があります。それはそれで良かったと思いますが、1級をとって現在があるのだから安いものです。また、今まで講師を9年間やって元を十分とったと言えます。その当時と金銭価値が違うにしても、3倍は無いような気がする。会社がどれだけ儲けているのか?「私が行っていた総合資格学院は本社を新宿の高層ビルの一画に構え,一流企業と言わんばかりです。そこは2ちゃんねるの書込みを見る限り、社員の定着率が低い金儲け主義に奔るワンマン経営に見えます」

 世の中、教育にかかるお金はある意味聖域で誰も高いだのという文句は出なかった。しかし、昨今は行政の世界でも財政困難であれば、教育についての予算はカットされる時代になりました。教育ビジネスも同様により高いサービスを提供する方向で考えなければならない時代です。私が行っている専門学校(技能建築系)も世の中のニーズによって学科・コースを替えて行きながら、学生を集めています。

しかし、その対価がより満足度の高いものであるかどうかは、会社が決めることでは無いと思います。建築資格予備校は大手2社の市場支配で選択肢があまりありません。  最近ネットを通しての学科製図comという今までの常識に一石を投じ、受験生に認められる存在になりつつある?選択肢も出てきました。結構そこを受講する人も多いようです。

そこで、私自身が思うのは、取りたい資格・やりたい仕事・必要なスキルといった一連の流れで教えられないかということです。これが私が考える建築教育ビジネスモデルです。昔の私の経験から、N学院の営業手法を参考にしたい。1級建築士を取ったら 次は宅建あるいは土地家屋調査士講座そして建築実務講座合わせて書籍類といった具合に商品構成がつながっていました。私の場合60万円位注ぎ込んだ。考えて見れば、私も100万円以上日建学院に払っている訳だ。はたまた、親父さんが工務店をやっていれば、その当時ハード・ソフトあわせて3~400万円はくだらないであろう建築専用CADを導入するはめになるコースです。しかし残念ながら そのCADは埃をかぶり使われないまま無駄になってるケースがほとんどであることを付け加えておきます。

これをヒントに、地域密着型「工務店が生き残っていくのための工務店の2・3代目の経営・実践営業コンサル」を考えています。その1つの最初の位置付けが建築士資格取得の講座です。

とにかく、総合的にリーズナブルな価格設定で、資格取得から営業・建築実務まで学べるシステムで指導することがベストな建築実務教育と強く感じます。