建築知識事務所 スペース・J・プランニング 
 
  子育て支援施設・保育園・学童保育所・グループホームの設計
 
住宅の設計・監理をベースに、福祉施設の設計監理を手掛けてきました。
保育園・学童保育所・グループホームといった施設です。
設計・監理のノウハウだけでは、契約を取るまでには至りません。
実際今までの物件については、あいだに事業計画の立案をしたコンサル会社が入っています。
しかし、役所の補助金申請等のヒアリング窓口となっているのは設計事務所という現実があります。
そこで、事業計画ををはじめとするコンサルティングのノウハウは外部ブレーンの力を借り、設計事務所主導の施設造りを目指し今後営業展開して行きたいと思います。
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子育て支援施設
 
 
 (雑感)業界の内情
 
設計事務所を開設してまる13年が経とうとしています。まあその間には色々経験をさせて頂きました。過去においての保育園・学童保育所の設計・監理は私自身が営業をして受注したものではありません。コーディネーターと呼ばれる人が介在しての仕事でした。表向きは当事務所がクライアントと打ち合わせする形ですが、コーディネーターが実質の主導権を握り、補助金絡みなので設計料は当事務所の口座に入るのですが、そこからコーディネーターにバックする形態です。脱税しているわけでもないので、法律的には問題ないですが、その設計料の2/3を持っていかれました。企画設計・実施設計・監理料1000万円以上の2/3、半端な額ではありません。それでも、仕事を下請けで受けて実行したのは自身の経験にもなり、次のステップを目指すためです。その時を待っていました。

それと、補助金事業なので最低5社の競争入札ですが、だいたい保育園に入っている業者がいるので、特命のような形で談合がされているのが実態です。いわゆるヒモ付きなので、なかなか飛び込みで受注するのは困難です。それと、社会福祉法人格で運営されているところは人間関係・信用を第一にしているのでさらに入っていくのは至難の技です。

ちなみに、ある保育園の工事総工費は1億9千万円で、その設計・監理料は1100万円でした。それを当事務所は木造老朽度調査から始まり、企画設計+意匠・構造・設備設計+設計監理・入札業者調整を含めて400万円でこなしました。仲介業者いわゆるコーディネーターが残りというわけです。これが通ってしまう業界・・・どう見てもおかしい建築業界だったのです。そんな経験をしていますので、設計料を500万円安くしても普通に設計できる現実があります。

結論は、まず設計事務所に相談することですね。

(事業計画例)

予算計画  鉄骨造 2階建
*計画建物¥157,150,000-  建物延床面積 845㎡ (255坪)  
*備品¥ 8,000,000-  
*事務費(設計料)¥ 11,000,000-  
*解体費および仮設建物¥ 20,000,000-       
*総工費¥196,150,000-
 
 
  設計実例(実績写真)
 
どんな施設造りを目指すのかといえば、ハード的には木造大断面集成材を構造体にした、温もりを感じる施設でかつ子ども達が幼きころを思い出すとき、心安らぐ原風景を思い浮かべられるような木造建築です。 
 
 
佐野市Y邸                     伊勢崎市学童保育所
 
 
伊勢崎市K保育園                 伊勢崎市H保育園